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尾崎紅葉の『金色夜叉』を買ってはみたものの、現代語訳がついていないととても読めない文体を見て、そっと本を閉じた経験のある私。その『金色夜叉』や樋口一葉の『たけくらべ』と同じ時代に生み出された文学なのに藤村の詩は読める!と、まず言葉の新しさに驚きました。藤村自ら「この詩抄は青春の形見」と表現しているように、彼の青春が丸ごと凝縮されたような一冊。ガツンと衝撃を受ける詩というより、もの悲しさとともに心に染みわたるような詩の数々に、小川さんと「藤村の詩は日本人の気質にあっていますねぇ」としみじみしてしまいました。いつか千曲川の川辺に立って、藤村と同じ風景を味わってみたいものです。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年2月10日
エミリー・ブロンテ
『嵐が丘』二週目

2013年2月3日
エミリー・ブロンテ
『嵐が丘』一週目

2013年1月27日
リヒター
『あのころは
フリードリヒがいた』

2013年1月20日
木下順二『夕鶴』

アーカイブ
小諸なる古城のほとり/米良美一
明治38年の「落梅集」におさめられた「小諸なる古城のほとり」と「千曲川旅情の歌」が、のちにひとつの「千曲川旅情の歌」になりました。その前半に弘田龍太郎が作曲した有名歌曲。
ドビュッシー『子供の領分』より 「人形へのセレナーデ」/エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)
藤村は1914年3月21日パリでドビュッシー自身がピアノを弾く演奏会に行き感動を記録。「子供の領分」を気に入り、楽譜を買い求め帰国しました。

椰子の実/ビギン
藤村の代表作に、大中寅二が作曲。古くから親しまれています。石垣島出身のビギンが考案した楽器、一五一会で歌います。

 
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