メッセージ
today's topic

アウシュヴィッツに抑留された日々を冷静な目で振り返り、克明に描いた作品。実際にアウシュヴィッツに行ったことがある私は、「あの狭いスペースにこんなふうに押し込められていたなんて」「展示されていた大量の靴。取り上げられた後にはこんな過酷な運命が待ち構えていたんだな・・・」とリアルに頭に浮かぶので、とても重い気分になりました。でもこの「重い気分になる」ことこそ、「考えてほしい、こうした事実があったことを。これは命令だ」というメッセージに応えるということなんですよね。辛い思いをしながらも私たちにアウシュヴィッツの真実を伝えてくれたレーヴィに、少しでも報いることができれば幸いです。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2018年01月21日
伊藤整
『雪明りの路』

2018年01月14日
アガサ・クリスティ
『そして誰もいなくなった』

2018年01月07日
坂口安吾
『風と光と二十の私と』

2017年12月31日
2017年マイ・ベストブック

アーカイブ
ピアノ・ソナタ第7番 第一楽章/ウルマン作曲:モリッツ・エルンスト(ピアノ)
ヴィクトル・ウルマン(1898〜1944)は旧チェコスロヴァキアの作曲家。プラハで指揮者として活躍。1940年8月ナチス・ドイツのプラハ侵攻によりテレジン強制収用所に収監される。アウシュヴィッツ収容所に移送後、1944年収容所内のガス室で処刑される。 収容所でも作曲を続け、このピアノ・ソナタ第7番は1944年8月22日の日付がある。
ダンテ交響曲 第一楽章「地獄」より 5曲目アンダンテ・アモロソ/リスト作曲:ブダペスト交響楽団、ジョルジ・レーヘル(指揮)
<オデュッセウスの歌>の章に出てくるダンテの「神曲」をテーマにした交響曲。この章でレーヴィがピコロに語る「きみたちは自分の生の根源を思え。けだもののごとく生きるのではなく、徳と知を求めるため、生をうけたのだ」という美しい部分をイメージして選びました。
ロマンツァ/アンドレア・ボチェッリ
言葉も収容所では大きな問題でした。理解できない言葉で支配されることの恐怖を想像します。レーヴィの母語イタリア語の美しい曲を選びました。「あっという間に別れ死んでいった」女性たちに捧げます。
 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。