三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2017.03.21

人と人を繋ぐプラットフォームづくり

齊藤志野歩
株式会社N9.5
代表
齊藤志野歩
町の中でシェアして楽しむ

今回は、株式会社N9.5 代表 齊藤志野歩さんにお越しいただきました。

齊藤さんは、東京・立川出身38才。
大学卒業後、不動産投資ベンチャーで不動産ファンド運営などを経験。
出産を機に、地域と不動産の在り方を模索し退職。
2012年設立・株式会社N9.5の代表取締役となり、
杉並区・阿佐ヶ谷を中心に様々なプロジェクトを手がけています。

いわゆる「不動産会社」ですが、一般的な不動産屋さんとはちょっと違う
「まち暮らし不動産」というコンセプトを掲げています。
一体どんな不動産会社なんでしょうか?

「町と一緒に暮らすということを考えていまして、町の中でモノとかコトとか、
 場所とかを一緒に使ったり、一緒に何かやっていくことで、
 繋がりを作りながら選びながら暮らそうという提案をしている不動産会社です。」

会社設立のきっかけとなったのは、「阿佐ヶ谷おたがいさま食堂」という食堂です。
このシステムについて伺いました。 

「家族じゃない人たちが、町の中のシェアスペース、キッチンなどに集まって、
 買い物してきたものを調理します。役割分担をしながらつくって、
 みんなで食べて帰るという仕組みになっています。
 みんなでつくると、沢山の品数ができますし、
 自分がしない味付けや調理法があったりして、料理自体にも発見がありますし、
 あとは、小さい子供と話すのが楽しいという方など、
 出会いの側面でも楽しめるので、様々なニーズがあります。
 阿佐ヶ谷で始めたところ、それぞれの地域で始める方が増えて、
 荻窪や阿佐ヶ谷でも区の施設でやっている方もいますし、
 埼玉や熊本でも始めている方がいます。」

おたがいさま食堂では、みんな平等なので儲けはゼロ。
別の形でのリターンがあると言います。

「私自身もこの繋がりで立ち上がった不動産活用プロジェクトだったり、
 不動産業に繋がることが多いので、この人間関係の中からお仕事いただくことが多く、
 お客さんが増えました。人とご飯を食べるって少しドキドキしますが、
 他人じゃなく成る瞬間ってあるんです。最初はみんなおどおどしてるんですが、
 簡単なルールと居心地がいい場所があれば、
 そんな関わりはできるんだと思いました。」

来週も引き続き、
株式会社N9.5 代表 齊藤志野歩さんのインタビューをお届けします。
「阿佐ヶ谷おたがいさま食堂」から、さらに発展したプロジェクトや、
その先のお話…東京の未来に繋がるお話まで伺います!

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