三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ 中西哲生 高橋万里恵20代〜30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2018.01.02

自産自消できる社会

西辻一真
株式会社マイファーム
代表
西辻一真
農業を通じて様々な楽しみを!

今週、スタジオにお越し頂いたのは、
株式会社マイファーム 代表 西辻一真さん。
1982年福井県生まれ。幼いころから自宅菜園で野菜作りに親しみ、
学生時代に日本の農業が抱える問題を知り、京都大学の農学部に進学。
そこでの経験を経て、農業人口を増やすためのビジネスのアイデアを固め、
2007年に株式会社マイファーム設立。
その後、2010年にはアグリイノベーション大学校を開校、
農林水産省の政策審議委員も務めるなど、
日本の農業再生のキーパーソンとして注目を集めています。

「農業」に関する事業をやっているのがマイファームで、
特に、中心になっているのが「体験農園マイファーム」。
まずはこちらについて説明していただきました。

「農業って言うとどうしてもあの地方でやっているパターンが
 多いんですけれど、体験農園マイファームと言うのは、
 都市部の農地で農業を楽しみましょうという場所になってまして、
 皆さんにもお馴染みの野菜の収穫体験とかですね、
 週末にキッチンカーを持ってきて、お料理教室を畑でしましょうとか、
 イベントたくさんしてるような農園です。
 全国に126ヶ所あります。都内でも世田谷はじめ7カ所ありますし、
 千葉や埼玉、横浜でもたくさんも農園を開園しています。
 インターネットからマイファームと検索していただくと農園の一覧が出てきますので、
 そこ見ていただいて、この農園で遊んでみたいなと思ったら、
 申し込んでいただければ、そのまま畑で遊べるようになっています。」

ぜこういうビジネスをやろうと思われたのか?
キッカケについて伺いました。
 
「私の原体験が一番の元になってるんですけれども、私自身は福井県の出身でして、
 ちっちゃい頃から家庭菜園をしながら大人になってきたというのがあるんですけど、
 その家庭菜園がすごく楽しくてワクワクしちゃうような感じで、
 近所の人たちも褒めてくれますし、採れた野菜を食べて
 お父さんお母さんにも褒められると、こういった経験って良かったなと思ってまして、
 それを共有してほしいなという風に思って農園をやっています。」

マイファームの農園は、全て使われなくなった農地、
耕作放棄地と呼ばれるところで開園するようになっています。
しかし、意外にもそこにハードルが待ち構えていたといいます。

「耕作放棄地なので簡単に貸してもらえるかっていうと、そういうわけではなくて、
 例えば、先祖代々の事だからとかですね、当時、24歳の時に
 『農地を貸して君みたいな若い子が無茶苦茶にしちゃうんじゃないか』とか、
 後は『農地の地代を払うお金がないんじゃないか』とか、
 いろんなこと言われてですね、なかなか農地が借りれなかった、
 そういった現実がありました。」

では、そのハードルをどう乗り越えたのでしょうか?

「これ凄く単純で面白いんですけれども、お酒を飲みながらですね、
 やはり一歩一歩気持ちを寄せてくってのは一番でしたね。
 やっぱりビジネスとしてやっていくとですね、どうしても気持ちの部分ていうのと
 ビジネスは切り離されることが多いのですが、
 そこは気持ちの部分を前面に押し出していくということが必要だったなぁと思います。
 印象的なエピソードがありまして、8カ月間、農地を探してたんですけれども、
 全然貸してもらえなかったんですね。
 その時にたまたま農協の方から連絡が来たんですよ。
 何かなと思ったら理事会に一回来てくれと。
 で面理事会に行ったら君みたいな若い子が農業を志そうとしてると。
 一般的にはそんな若い子が農業なんてやらないし、
 やったら失敗するからやめたほうがいいと思うんだけど、
 それだけ熱意があるってことがわかったから、1回ちょっとお酒を飲もうと。
 でその農協の方とお酒飲んでですね、翌日にお前のこと気に入ったから、
 農家さんの所行って俺が説得するから、農園をやろうと。
 それまでは農協さんて言うとなんか大丈夫かな、怖いなぁ、
 というイメージがあったんですけど、今では一番仲の良い存在になっていますし、
 その最初に説得してくれた方は今、うちの副社長になってるんです。
 ご縁って大事だなぁと思いました。」

そんな経験を経て、今は日本の農業再生のキーパーソンとして注目を集める西辻さん。
会社の大きな理念は「自産自消のできる社会」。これはどういうことなのでしょうか?

「自給自足と地産地消の混ぜ合わせですよね。
 ただ、自給自足って言うと自分たちで作って、自分たちで食べることが
 目的になるんですけども、この自産自消は野菜作りをすると言うこと自体が目的で、
 そこから得られる例えば農業の良さとか自然の大変さとか、誰かと一緒にやる喜びとか、
 そういったプロセスの中で味わえることを楽しみましょうっていうのが
 自産自消という意味になっています。」

来週も、株式会社マイファーム代表 西辻一真さんにお話伺います。
お楽しみに!
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