三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2018.03.20

新しい恐怖体験をつくる

頓花聖太郎
株式会社 闇
代表
頓花聖太郎
ホラーにAIやVRを導入

今週、スタジオにお越し頂いたのは、
株式会社 闇代表 頓花 聖太郎さん。
1981年 兵庫県生まれ。元々はグラフィックデザイナーで、
2011年に関西の制作会社に入社し、アートディレクターを経験。
大好きなホラーを仕事にしたいと考え2015年に株式会社闇を設立。
ホラーとテクノロジーを組み合わせた「ホラテク」で、
新たな恐怖体験を生み出す会社として、注目を集めています。
そんな「ホラテク」を駆使した様々なイベントを前回ご紹介しましたが、
今回は、今後のビジョンについて伺いました。

「やってみたいことだらけで会社を立ち上げているんですが、
 大きくあるのは、ホラーVRっていうところにどんどん攻めていきたいなと。
 VRって今、すごくいろんな業界で流行ってると思うんですけど、
 ホラーとの相性って本当にいいので、目の前でホラー映画の
 主人公になれる体験っていうのは、実際に体験するとすごく面白いので、
 そこを自分たちなりに作っていきたいなっていうのが、
 やってみたいビジョンの一つですね。それ以外にも例えばAIを使うと、
 ホラーの怖い体験ってパターン化できると思っているんですよね。
 みんなが思う怖い顔をどんどんAIに学習させていくと、
 最強に怖いホラー画像とかが作れると思うんですよね。
 そういう使い方も出来るかと思いますね。
 僕たちが怖いと思のって、すごく文化に根ざしていると思うんですよね。
 自分がどういう経験をしてきたか、過去の体験がホラーに
 すごく結びついていると思うんですけど、AIとかディープランニングを使うと
 その人に向けた、その人だけのホラー体験もつくれると思っています。
 怖いだけだと、なんか嫌な印象になってしまうケースって
 ありがちだと思うんですけど、ちゃんと終わったら笑える、ほっと出来る、
 みんなと楽しかったねって言える体験をつくっていきたいなと思っています。」

かつての「リング」「らせん」シリーズなど、
ハリウッドとは、また違った“怖さ”が、ある日本にホラー。
頓花さんは、こう分析しています。
 
「すごく特徴的なのは、想像力を使ってるなと思うんですね。
 考える間を与えるというか、あそこに何か出るかもしれないっていう、
 想像の余地をうまくつかっている。
 これは、日本人特有のホラー楽しみ方なのかなと思っています。
 出るかなというときに出たり、期待裏切ってほっとしたとこにまた襲い掛かるとか、
 そういうのが楽しいのかなと。」

日本のホラーと、テクノロジーを掛け合わせて、
様々な恐怖体験を提供する株式会社 闇。
今後の予定について伺いました。

「今後はVRをつくっていきたいのはもちろん、新しいホラーイベント、
 今、ホラーイベントというとお化け屋敷に収束しがちなんですけど、
 全く新しいホラーイベントの形っていうのがテクノロジーを使うことで、
 謎解きとか、色んな方法があると思うのでつくっていきたいなと思っています。
 去年だったら遊園地でホラーイベントをやったんですが、
 閉館後って本当に怖いので、まだまだいろんなことができそうだなと思います。
 新しいカテゴリのもの持ってきたら、新しいイベント作れそうだなと思っています。」

株式会社 闇代表 頓花 聖太郎さんのインタビューお届けしました。
頓花さん、ありがとうございました。
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