三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2019.02.05

社内の問い合わせを自動化

小野寺隆
ベルズシステム株式会社
代表取締役
小野寺隆
ロアンナが社会を変える!?

今週スタジオにお越し頂いたのは、
ベルズシステム株式会社 代表取締役 小野寺隆さん。
1973年生まれ。少年時代から起業家を目指していたという小野寺さんは、
九州大学を卒業後、地元・福岡県のベンチャー企業に就職。
しかしその会社を半年で退社。新聞配達や家庭教師などのアルバイトを経て、
2001年にベルズシステムを創業。現在、ベルズシステムは、
AI・人工知能を活用したサービス「ロアンナ」で注目を集めています。

まずは、この「ロアンナ」について伺いました。

「提供しているのは、ロアンナ=ロボティックアンサナビゲーションになります。
 質問に対して、学習をさせておけば自動的に解答ができるようになっています。
 特徴としては、我々が普段使う自然言語、使い方が変わったり、
 様々な言い回しがあると思いますが、
 結局質問していることはこれだよねと理解して、答えることができます。
 今までだったら様々なパターンを覚えさせなければいけなかったのですが、
 ロアンナの場合は、一個覚えさせておくと、様々なパターンに対応できると。
 運用負荷を下げるということで注目されていますし、
 あとは多言語対応、今は80カ国くらいに対応しているのですが、
 覚えさせるのは日本語でいいというこで、使えるようになっています。
 近いものはあったんですが、こんな感じで音声を使ったり、
 普通に質問して回答ができて、多言語対応で、
 しかも、覚えさせるのは一つの質問に対して一つで良いというのは、ないですね。
 なので、各企業が自社専用のものをつくれるということですね。」

人間が聞いて分かるぐらいの方言には、
対応できる柔軟な知能をもつという「ロアンナ」。
実際にどんなところで活躍しているのでしょうか?

「社内の問い合わせを自動化しようというのが、一番多いですね。
 あとは、カスタマーサポート、ホームページ上からの問い合わせや、
 お客様から問い合わせを受けて、分からないことを今までは
 先輩などに聞いていたのに、それをロアンナに聞くといった、
 スタッフサポートなどで使われる機会が多いです。」

元々、コールセンターを効率化するという目的からつくられたそうですが、
創業時には、こんなハードルがあったと言います。

「最初は、全然分かってもらえなかったと。
 それで、最初は説明の仕方も上手くないので、上手く説明もできない訳です。
 今は、なれてきたのこう答えれば分かってもらえると。
 例えば、Siriがあなたの会社のことを答えてくれますかといったら、
 答えてくれますか?と。自社専用にSiriみたいなものとして使えるというのが
 ポイントになるのですが、それを中々分かってもらえなかった
 というのが大きくて。あとは、初めてつくったときは、事例はありますか?と。
 まだこれからですと答えると、事例ができたらまた来てくださいと。
 さらに、価格設定の部分とか、定まらずいくら売ったらいいか分からず、
 ことのほか、時間がかかったという気はします。」

今後は、様々なことにロアンナを活用したいと目を輝かせる小野寺さん。
来週は、ベルズシステム株式会社の今後のビジョンについてお伝えします。
お楽しみに!
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