三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2019.04.23

課題を解決するためのテクノロジー

LIFE STYLE株式会社 代表取締役
永田雅裕
テクノロジーを教育の分野に

先週に引き続き、LIFE STYLE株式会社 代表取締役 永田雅裕さんをお迎えしました。
20歳で起業を志した永田さんは、
2014年に、LIFE STYLE株式会社を設立し、
Googleストリートビューの制作事業をスタート。
現在、国内でもトップクラスの制作実績を誇り、
さらに世界のVRを生み出すエコシステムの創造というビジョンに掲げ、
VRに特化したサービスを展開されています。

現在、LIFE STYLE株式会社が主に手掛けているVR事業を教えて下さい。

「大きく3つあります。
 一つは前回お話ししたGoogleストリートビューの屋内サービス。
 もう一つが特別な技術がなくても、誰でも簡単にVRコンテンツが作れる
 VR制作ツール『Flic 360 Make』の運用・開発。
 その他で高画質なVR・3Dの撮影制作から、
 VR関連の次世代向けアプリケーションの開発など
 幅広く展開しています。VRには2つの分野があり、
 弊社が手がけているストリートビューのような
 実際にある世界をVRで見られるようにするものと
 世の中にないものをCGで再現するというものがあります。
 弊社は前者で、実際にあるものをVR化することに取り組んでいます」

誰にでも出来るものから制作現場にあたるプロまで
どちらもカバーされているということですね。
VRはまずエンターテイメントの分野で活用されるようになりました。
ビジネス分野では、このように活用されています。

「弊社はまさにビジネス寄りのVRを手がけています。今だと不動産ですね。
 お部屋を借りる時に事前に内見に行かれると思いますが、
 そういったことをVRで体験してもらうと内見に行く手間が省けたり。
 また私が今後で注目しているところで言えば、
 教育の分野でもVRは活用されていくのではないかと思います。
 例えば歴史や地理の教科書を見た時に、
 実際にアフリカの景色が気になったりしますよね。
 社会科見学や遠足といった体験コンテンツも教室の中でできてしまえば
 教育の質も上がると思うので、そのあたりがビジネス化されていくかと思います。」

永田さんは営業畑の出身。クリエイターとの連携も重要なお仕事。
VRというテクノロジーの業務内容ですが、
大事なのは「情熱」と語ります。

5人という少人数からスタートしたLIFE STYLE株式会社。
会社が大きくなり、いろんな価値観の方が集まってくる中で大切にしていることとは?

「みんなを一緒にするのは無理だと思っていて、
 みんな違ってみんないいので、そこでベクトルを合わせていくのが重要だと思っています。
 弊社で心がけてやったこととすると、ヴィジョンミッションバリューを言語化して
 会社がどういったところに向かっていくかの共通理解に取り組みました。」

自分の中のパッションを言語化する難しさを永田さんはこう乗り越えました。

「結構時間をかけました。経営層のメンバーを集めて3ヶ月から半年くらいかけて
 壁打ちしながら一つ一つの言葉をどれが伝わりやすいのかを選んでいきました。」

最後に、永田さんのこれからの夢を伺いました。

「もともとこの事業を始めた時には、
 ドラえもんのどこでもドアやタイムマシンのような世界を作りたいと思っていました。
 これからはVRなどの新しいテクノロジーを世の中に広めるための
 仕組みづくりをしていきたいと考えています。
 テクノロジーはもともと世の中の社会問題や課題を解決するためにあるものなので
 本当に必要な場所に届く仕組みを作っていけたらと思います。」

永田さんありがとうございました!

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