2022.10.11
全員が前のめりになる会社
ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
先週に引き続き、アルプ株式会社 代表取締役CEOの伊藤浩樹さんです。
伊藤浩樹(いとう・ひろき)さんは、1986年生まれ。
東京大学を卒業後、2008年にモルガンスタンレーに入社、
ボストンコンサルティンググループを経て、2013年にピクシブに入社されます。
2017年にピクシブの代表取締役社長兼CEOに就任。
2018年8月にアルプを設立されています。
先週は主な事業内容をうかがいました。
増えてきている様々な企業のサブスク
実はサブスクの管理システムなどを作るのはとても大変!
そんな管理システムなどの制作を簡単に作れてしまう
『Scalebase』というソフトを提供されている会社です。
今回は主に、伊藤さんのこれまでと創業された時のお話をうかがいます。
中学や高校時代に熱中したことは何ですか?
「ちょうど、インターネットに熱中していました。
ずっとネットサーフィンをして、音楽を聴いたりして夜更かししていました。」
何をネットサーフィンしていたのでしょうか?
「特に何をとかはなかったですね。」
その後、東京大学に入学するとのことですが、大学では何を勉強していたのでしょうか?
「法学部で勉強していたのですが、弁護士になるのもしっくりこなくて、官僚を目指す方も多いですが、僕は外資系に憧れて、新卒でモルガンスタンレーを選びました。」
モルガンスタンレー、ボストンコンサルティンググループではどんなお仕事をされていたんですか?
「当時リーマンショックという大不況を招いたど真ん中である、証券化商品という金融商品の開発・販売を手がけるチームに入っていました。」
「そこからもっと自分がプロフェッショナルとして社会に価値を大きく発揮する為には、別のチャレンジが必要と考えて、ボストンコンサルティンググループに入社しました。
メディア系やテクノロジー系の企業のコンサルティングをしていました。」
そこからイラストコミュニケーションサービスなどで有名なピクシブに転職。
どうしてピクシブに移ったのですか?
「もう一段、自分はどういう事業で社会に価値を出していくのかを考えたり、
当時ベンチャーやスタートアップの方々と交流する中とても面白かったので、自分も身を置こうと決めました。」
その後、ピクシブの社長も経験されて退任して、アルプを創業するわけですよね?
これはなぜ?
「改めてこの数年で自分でチャレンジする方が増えていって自分も事業を作ってみたいと思い、一念発起して仲間を集めチャレンジしました。」
創業したとき、仲間をどうやってスカウトしたんですか?
「たまたま、昔からいた友人や後輩に懇願しながらなんとか今に至ってます。」
最初からサブスクの管理ソフトをしようと思われたんですか?
「初めから決まっていました。仲間内でディスカッションを重ねました。」
今だから言える他のアイデアはありますか?
「ファッションアイテムを本物かどうかを判定するのが難しいですよね。
なので、いろんなスニーカーショップや転売ヤーさんに話を聞きにいってました。」
「3人が前のめりな事業ではないと続かないと思ったのでボツになりました。」
そろそろお時間です。最後に、これからの夢を教えて下さい!
「業務オペレーションを支えるソフトをここまで開発・提供してきて、とても手応えを感じています。なので、ここまできたからには日本に深く根ざすソフトウェアカンパニーを作りきるというところ。
そしてもっとサブスクリプションサービスの課題を解決できるサービスを提供して行きたいです。」
アルプ株式会社 代表取締役CEOの伊藤浩樹さんでした。
ありがとうございました。