ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

ゲストは先週に引き続き、
株式会社ICHIGO　代表取締役 CEOの近本あゆみさんです。
おはようございます！

近本あゆみさんは1984年、兵庫県生まれ。
大学卒業後、リクルートに入社。
リクルートを退社後、
２０１５年に前身となる会社「ムーブファースト」を創業。
そして、２０２１年、名前を株式会社ICHIGOに変更。
様々な国や地域に日本のお菓子や
キャラクターグッズのオリジナルボックスを届けています。


先週は主な事業内容をうかがいました。
日本のお菓子やドリンク、さらにはキャラクターグッズやメイク商品を
ICHIGOのオリジナルボックスにつめて、
海外のお客さんに定期的に届けるサブスクをされています。
目から鱗のアイデアでした。


今週は近本さんのこれまでや、創業のときのお話を伺います。
とても負けず嫌いの子供だったとか？

「勉強も、体育も、お稽古ごとも、
　なんでも一番にならないと気が済まない性格で、
　とにかく一番になるために頑張っていました。
　小学校時代は、テストで95点以下を取ったことがなくて、
　成績はいつも学校で1番、2番でした。」

中学では、どうだったのですか？

「受験して入学した私立の中学校で、
　初めて中間テストを受けたときに80点を取ってしまって。
　その頃は勉強に燃えていたのですごくショックを受けて、
　そこで挫折しちゃいました。

　スポーツなら一番になれるかなと思ってダンス部に入ったものの、
　例えば足の速さだと陸上部に負けるし、バスケだとバスケ部に負ける。
　それで、なにをやってもダメだなと思うようになって、
　負けず嫌いの性格がポキッと折れました。
　それからギャルになりました。」


大学時代は、どんなことしてましたか？

「大学時代、5〜6人の友人が立ち上げた、
　女性向けのファッションコンテンツを提供する会社に参加し、
　ECサイトの編集長として事業をいちから創る役目を担当していました。
　この経験から『将来は起業してみたい』という思いを抱くようになりました。」

大学卒業後はリクルートに入られていますが、これはどうしてですか？

「リクルートは面白い事業をしていることを知っていましたし、
　若いうちからいろいろな事を任せてもらえると聞いて入りました。
　その時は営業をしていました。
　国内向けの通販の新規事業企画に就かせていただきました。」


リクルートを辞めて、2015年に前身となる会社
「ムーブファースト」を創業されていますが、
「ムーブファースト」では、どんな事業をされていたのですか？

「「ムーブファースト」は名前が違うだけで今と事業内容は同じです。」

お菓子をボックスに入れて海外に届けるサブスクというアイデア、
何をきっかけに生まれたのですか？

「海外に向けたらチャンスがあると思い、
　市場調査したら当時アメリカでサブスクボックスが流行っていて
　日本の本物のお菓子が届けられる事業がなかったので、挑戦しました。」

ボックスに入れるお菓子は
老舗やメーカーさんに頼まないといけませんよね？
最初からOKしてくれましたか？

「当時は苦労しました。
　海外に販売する会社も少なかったので門前払いでした。
　実績を作れば交渉できると思っていたので、
　最初はコンビニや量販店で商品を買っていました。」

海外の方に売るんですよね。最初はどうやって売り込んだんですか？
世界中で足を使って営業をするわけにもいきませんよね？

「デジタルマーケティングという検索エンジンやSNSに広告を出したり、
　海外のインフルエンサーマーケティングをしていました。」

そろそろお時間です。最後に、これからの夢を教えて下さい！

「日本に興味がある海外の方がみなさんICHIGOのサービスを使ってくれること、
　そして、皆さんが日本に遊びに来てくれることが夢です。」

2週にわたって、ありがとうございました！
株式会社ICHIGOの近本あゆみさんでした。