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【2026年版】 新しくなった 「防災気象情報」

2026年6月1日
お知らせ
【2026年版】 新しくなった 「防災気象情報」

命を守る!新しくなった「防災気象情報」をわかりやすく解説🌧️

毎年、大雨や台風のニュースを聞くと不安になりますよね。

実は、2026年の5月29日から「防災気象情報」の運用が新しく開始されました

これまでは「大雨警報」や「土砂災害注意情報」といった言葉が使われていましたが、「いつ避難すればいいの?」と迷ってしまうという課題がありました。

そこで、もっと避難のタイミングや住民がとるべき行動との対応が分かりやすくなるよう、情報の名前に「警戒レベルの数字」がつくように変更されたんです!今回は、何がどう変わったのかを分かりやすく解説します。

後藤さん
後藤アナ

インタビュアー:TOKYO FM 後藤亮介アナウンサー

気象庁の人
気象庁 山本さん

教えてくれる人:気象庁 地域気象防災推進官 山本太基さん

🗣️ 具体的に何が変わったの?

後藤さん
後藤アナ

5月から防災気象情報に関する情報発信が新しくなったんですよね? でもいまいちよくわからない・・・。何が新しくなったんですか?

気象庁の人
気象庁 山本さん

いままで、例えば大雨の日には「大雨警報」や「土砂災害注意情報」などの言葉を見たり聞いたりしたことがあると思います。これらは避難の判断をする上で重要な情報なのですが、いままでの情報では避難するタイミングがわかりづらいという課題があり、今年の5月29日から、「新たな防災気象情報」として大きく見直されることになりました。

後藤さん
後藤アナ

気象警報などは我々もラジオの放送の中で速報してきました。その文言が変わるということですね?

気象庁の人
気象庁 山本さん

そうなんです。今回情報が更新されるのは、河川氾濫・大雨・土砂災害・高潮に関する情報で、いままでのような単なる「警報」「注意報」などから大きく変わります。
ちなみに、それ以外の暴風・波浪・大雪・暴風雪などは変更がなく、今まで通りです。大雨・河川氾濫・土砂災害・高潮に関する新たな防災気象情報は、5段階の警戒レベルで発表されます。

📊 各警戒レベルの意味ととるべき行動まとめ

新たな防災気象情報は、危険度に応じてレベル1からレベル5の「5段階」の数字で発表されます。それぞれのレベルと取るべき行動は以下の通りです。

※画像:気象庁HP 新たな防災気象情報について(令和8年~)より



⚫ 【レベル5】特別警報(例:レベル5大雨特別警報 など) すでに災害が発生している、もしくは差し迫った状況です。直ちに命を守る行動をとってください。

🟣 【レベル4】危険警報(例:レベル4大雨危険警報 など) 災害の恐れが高い段階です。危険な場所から全員避難してください。市町村からレベル4避難指示が発令される目安となります。

🔴 【レベル3】警報(例:レベル3大雨警報 など) 災害の恐れがある段階です。高齢者や障害のある方など、避難に時間がかかる方はこの段階で危険な場所から避難します。

🟡 【レベル2】注意報(例:レベル2大雨注意報 など) 気象状況が悪化してきた段階です。ハザードマップなどで避難行動を確認したい段階となります。

🟡 【レベル1】早期注意情報 今後気象状況が悪化する恐れが出てきた段階で、災害への心構えを高めます。5日先までに警報級の現象が発生する可能性を「中」または「高」の2段階で発表します。

💡 超重要ポイント
一番高い「レベル5特別警報」が発表される段階では、すでに安全な避難は困難になっている状態です。そのため、必ず「レベル4」までの段階で避難を完了しておくことが重要です!

気象庁の人
気象庁 山本さん

一番高いレベル5特別警報が発表される段階では、災害が発生しているか差し迫った状況で、安全な避難は困難になっている状態です。
なので、レベル4までの段階で避難することが重要です。


後藤さん

後藤アナ

いままで使われていた注意報や警報という言葉にも気を付けつつ、レベルの高さで危険度を判断できるのがわかりやすいですね。

レベル5ではもう災害が発生している状況。

レベル4までに避難を完了しておく!

覚えておきたいです。


気象庁の人
気象庁 山本さん

ちなみにレベル1の早期注意情報は、5日先までに警報級の現象が発生する可能性を、中・高の2段階で発表します。

早期注意情報で、大雨・土砂災害・高潮についての警報級の可能性が中または高と発表された場合は、警戒レベル1、今後気象状況が悪化するおそれがある状況に該当します。

最新の防災気象情報を確認するなど、災害への心構えを高めることが重要です。


🌧️ 災害の種類ごとの変更ポイント

今回の見直しでは、対象災害ごとに異なっていた運用が整理されました。


  • 大雨について:これまでの「洪水注意報・警報」の発表は行われなくなり廃止されました。中小河川の洪水や低い土地の浸水は、市町村ごとに発表される「大雨に関する情報」のなかに含まれるようになります。
大雨によって、このような災害のおそれが高まってきた場合には、以下の情報が順次発表されます。

 ■レベル2大雨注意報
 ■レベル3大雨警報
 ■レベル4大雨危険警報
 ■レベル5大雨特別警報

大雨に関する情報は、市町村ごとに発表されます。 中小河川の洪水の危険性については、これまでは洪水注意報・警報で注意警戒を呼び掛けてきましたが、今後は洪水注意報・警報の発表は行わなくなります。
大雨に関する情報が発表された場合には、中小河川の洪水にも注意警戒が必要です。
低い土地、中小河川の近くや浸水想定区域にお住まいの方は、大雨に関する情報や市町村から発令される避難情報を確認し、レベル4までに避難してください。

  • 河川氾濫について:全国の約400ある「洪水予報河川(大きな河川)」を対象に、河川ごとに発表されるようになります。
大雨などにより河川の水位が上昇し、堤防を越えたり決壊したりして、周囲に水があふれだす「氾濫」。
このような危険がある場合には、以下のような情報が順次発表されます。

 ■レベル2氾濫注意報
 ■レベル3氾濫警報
 ■レベル4氾濫危険警報
 ■レベル5氾濫特別警報

この情報は、全国の約400の「洪水予報河川」という大きな河川を対象に、河川ごとに発表されます。
対象の河川は、気象庁ホームページの「指定河川洪水予報 予報区域一覧」からご確認ください。
洪水予報河川の浸水想定区域にお住いの方は、河川氾濫に関する情報や市町村から発令される避難情報を確認し、レベル4までに避難してください。

  • 土砂災害について:いままで「土砂災害警戒情報」という名称で発表されていたものが、「警戒レベル4土砂災害危険警報」というわかりやすい名称に変わりました。
大雨によるがけ崩れや土石流などの土砂災害のおそれが高まっている場合には、以下の情報が順次発表されます。

 ■レベル2土砂災害注意報
 ■レベル3土砂災害警報
 ■レベル4土砂災害危険警報
 ■レベル5土砂災害特別警報

警戒レベル4土砂災害危険警報は、いままで「土砂災害警戒情報」という名称で発表されていたものと同じです。
名称は変わりますが、情報の性質・意味に変更はなく、がけ崩れが同時多発的に発生したり、土石流が発生するなど、土砂災害の危険性が非常に高まった状況で発表されます。
土砂災害警戒区域など土砂災害の危険性がある場所にお住まいの方は、土砂災害に関する情報や市町村から発令される避難情報を確認し、レベル4までに避難してください。

  • 高潮について:今まで高潮警報と高潮特別警報は共にレベル4相当として扱われていましたが、明確に区別され、より危険度に応じた運用になります。
高潮は、台風が接近した時に、気圧の低下や海岸に向かって吹き寄せる風の影響で、海面が上昇する現象です。
その上昇が大きい場合には海水が堤防を越えて居住地に流れ込み浸水被害をもたらします。
高潮による浸水被害のおそれがある場合、浸水被害のおそれがある状況となるまでの時間的猶予に応じて、以下の情報が順次発表されます。

 ■レベル2高潮注意報
 ■レベル3高潮警報
 ■レベル4高潮危険警報
 ■レベル5高潮特別警報

レベル5高潮特別警報は、台風が接近し、
現に高潮による氾濫が発生しているか切迫している状況で発表されます。
高潮浸水想定区域にお住いの方は、高潮に関する情報や市町村から発令される避難情報を確認し、レベル4までに避難してください。


新しい「数字」のルールをしっかり理解し、いざという時は「レベル4までに全員避難」を徹底しましょう!


【参考】:気象庁HP 新たな防災気象情報について(令和8年~)

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/keiho-update2026/


⏯️TOKYO FM報道チャンネルPODCAST🎧️

PODCASTでも新しくなった防災気象情報についてわかりやすく解説しています。

是非聴いてみて下さい!

https://www.tfm.co.jp/podcast/tfm-report/