10月31日(金) 銀座美人

銀座美人。
10月の後半は、銀座3丁目。
オフィスの設計・施工、コンサルティングなどを手掛ける、
株式会社 文祥堂を訪ねています。
今年で創業113年。印刷や文具販売からスタートし、
日本の働き方と向き合ってきた文祥堂。
これまで2週に渡り、文祥堂の歴史、
さらに、働き方と一緒に変化してきた「オフィス空間」について
伺ってきましたが、最終日となる今日は、
文祥堂が手掛ける「ワーケーションハウス」について、
事業戦略本部 岸健二 さんに伺いました。
小田原市の旧片浦支所をリノベーションして、ワーケーションハウスという施設を
作りました。もとは70年使われてきた役場であるため、
カウンターがあったり、四面から光が入ったりの特徴があります。
その良さを生かしながら、リノベーションや構造補強も行って、新たに使い直しました。
1階は、国産木材を使って耐震性を高めながら、小田原城の修繕なども務めている
宮大工さんに施工してもらって、意匠も凝らしています。
釘をほぼ使わない伝統工法によって、とても開放的な空間になっており、
海を見ながら仕事ができます。
ふらっと立ち寄った方も使えるようなスペースになっていて、ワークをしている人が多く、
過ごし方は利用者それぞれが決めています。
考え事して自分と向き合いながら海を見ている人、読書している人など、様々。
テーブルまで揃っており、リビングダイニングのような落ち着く空間になっています。
一日貸し切りもできるため、都内からやってきてメンバーみんなで会社の今後について
考えたり、経営会議をしたケースもある。研修、ワークショップなども盛り上がります。
ワーケーションハウスを作ったきっかけはコロナ禍。
在宅ワークで十分じゃないかという時代に、
オフィスを作ること、働き方を考えること、を本業としてきた私たちならではの
働く場の実験する環境を作りたいなと考えたそうです。
昔、算数・数学で習った全体集合を“ユニバーサルセット”に由来しています。
良い人・良いものが
集まって、気付きに気付く、そういう場所でありたいという思いで名付けたとのこと。
個人の利用者は、職住隣接的に西湘エリアの人が多く、
日常ワークの延長線上で少し非日常を味わいながら仕事をしたいと考えている方も!
帰れる場所、帰る感覚みたいなものがあると聞くのも嬉しくて、
ワークとライフがほどよく混ざり合う使い方がとても興味深く感じられます。
普段、時間に追われる中で、なかなか考える間もない東京のワーカー中心に、
一度立ち止まってみんなと話してみる、自分の中で考えてみることができる場です。
家と同じ、もしくは、家より長い時間を過ごす、オフィス!
改めて、オフィスの大事さ、さらに可能性の大きさにも気付かされました。
文祥堂では、オフィスツアーも行っているので、
気になった方は、文祥堂のウェブサイト、チェックしてください!
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