都心や関東南部はうだるような暑さが続いていますが、
今週も、九州では記録的な大雨となり被害が相次ぎました。
今朝は、
「線状降水帯についてこれだけは知っておきたい・抑えておきたい」
ポイントをまとめてお伝えします。
線状降水帯とは、次々に発生した積乱雲が、帯状に連なり、
数時間にわたって同じ場所に停滞してする事で
その地域に雨を降らせる気象現象の事を言います。
この線状降水帯は、
西日本から九州にかけて多く発生しています。
理由の1つに、この地域は、
積乱雲の元になる暖かく湿った空気が入りこみやすく、
その後積乱雲が次々と同じ場所で発達しやすいという地形が挙げられます。
ただし、先月に静岡県や愛知県、三重県で、
去年8月に、新潟県や山形県で線状降水帯が発生しています。
どの地域も線状降水帯が発生する可能性はあるので、
発生した事がない地域の方も油断は禁物です!
この線状降水帯が発生した事を知らせてくれるのが、
気象庁から発表される「顕著な大雨に関する情報」です。
線状降水帯が発生して、災害が起きる
危険性が急激に高まっているよ!と警戒を呼びかける情報です。
知っているという方もいらっしゃると思いますが、
次の様に発表されます。
〇〇地方では、
線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。
命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が
急激に高まっています。
という文言です。
顕著な大雨に関する情報は、警戒レベル4相当以上で発表されます。
つまり、「避難指示」が発令された段階で、対象地域に住んでいる方は、
全員危険な場所から避難です。
ただ、すでに大雨で周辺の状況が悪くなっている可能性があります。
まずは、窓から外の様子を確認しましょう。
雨のお紀尾井が強くて周囲の様子が見えなかったり、
すでに、周辺の道路が冠水していたり、土砂災害が起きている場合には、
外に出て移動するのは危険です。
自宅の2階以上で崖や斜面から離れた部屋に移動するなどして過ごしましょう。
また、マンションの上の階にお住いの方も外にでるより
建物の中に留まった方が安全です。
周囲の様子をみて、まだ動けそうな場合には、
近所の鉄筋コンクリートの建物に移動しましょう。
避難場所に避難しようと考える方もいると思いますが、
異動の際に川や崖の近くを通る場合は、災害に巻き込まれる可能性があります。
遠くの避難場所ではなく、近くの安全な建物を目指しましょう。
先ほど、お伝えした顕著な大雨に関する情報ともう一つ、
気象庁では、線状降水帯が発生する可能性が高まった場合には、
半日前から6時間前を目安に気象状況の中で警戒を呼び掛けています。
2022年度は、全国で13回、半日程度前からの呼びかけがありました。
このうち、実際に線状降水帯が発生したのは3回で的中率はおよそ23%です。
ただ、線状降水帯が発生していなくても、3時間に150ミリの雨が
降ったケースは、13回中5回。3時間に、140〜150ミリの雨が降ったケース
は、13回中7回。3時間で100ミリ以上の雨が降るケースを含めると、
13回中12回にのぼっています。
つまり、この情報が出た時は、線状降水帯は発生しなくても、
3時間で100ミリ以上の大雨になる可能性は高いという事です。
あなたに伝えたい事は、天気予報などで、
「明日は線状降水帯が発生する可能性があります」
と呼び掛けている時は、注意が必要だと考えましょう。
避難行動の確認や非常用持ち出し袋の確認も忘れずに。