防災行政無線って知ってる?

今朝は、「防災行政無線」についてお伝えします。
防災行政無線とは、区民・市民の生命や安全を守る為に
必要な緊急情報を伝える「情報伝達手段」です。
地震など災害が起きた時は、この防災行政無線から
避難行動や自治体の情報を知る事ができます。
市内や、区内に設置されている
防災無線スピーカーから放送されます。
設置数は自治体によって異なりますが、
例えば、TOKYOFMがある千代田区には、115か所設置されています。

では、災害時、スピーカーからどんな情報が流れてくるのでしょうか?
都市防災に詳しい東京大学大学院教授の廣井悠先生に
千代田区千鳥ヶ淵にある防災行政無線の前でお話しを聴きました。 


災害時は情報が錯綜(さくそう)しますから、
この防災行政無線から流れる情報を確認する様にしましょう。
さて、この防災行政無線は情報を知らせてくれるだけではありません。
災害時にこの無線を使って流れてくる言葉にも注目してください。
ここで、東日本大震災の際に、
防災行政無線を通して使われた呼びかけ表現の事例をご紹介します。

「緊急避難命令、緊急避難命令」
「大至急、高台に避難せよ」
この言葉は、3月11の東日本大震災の際、
大津波警報が出された茨城県大洗町が防災行政無線を
住民に避難を呼びかけた「命令調」の文言です。
東日本大震災の際、沿岸部に巨大津波が押し寄せ、
東北を中心に大勢の方が亡くなり行方不明者も出ました。
茨城県では、津波によって6人の方が亡くなりましたが、
大洗町では4メートルを超える津波に襲われながら、
死者は1人も出ませんでした。

もちろん、東北の津波よりも規模が小さかった事があげられますが、
大洗町では、防災行政無線を使って、
普段使わない「命令調」の表現で住民に呼びかけ、
次々と、内容を差し替えて継続的に放送を行いました。

津波避難をめぐる課題としては、これまで、
「警報が出ている事を知りながら避難しない」事について
“正常バイアス”や“オオカミ少年効果”などの
心理的な働きがあると指摘されてきました。
この様な、心理的な働きの視点などから命令調などで行われた
避難の呼びかけが、市民に届いた可能性はあります。
この様に、流れてくる情報だけでなく
“言葉の使い方”にもメッセージが込められています。
情報だけでなく言葉にも注目して聴く事も大切です。

災害時に、私達の命を守る事へと繋がる「防災行政無線」
廣井先生は、弱点もあると話します。

自治体によりますがHPに防災行政無線の場所が載っています。
あなたの街の防災行政無線がどこにあるか?
一度確認してみると安心ですね。

\ このページをシェア /

Xで共有 Facebookで共有 LINEで共有
TOPへ戻る

recent entry

記事一覧

一覧はこちら