東日本大震災から生まれたマンホールトイレ

来週の17日(火)で阪神淡路大震災から28年となります。
今朝は、阪神淡路大震災の時、
断水で水洗トイレが使えなくなった事から誕生した
「マンホールトイレ」についてお伝えします。
これは、
災害時に下水道管にあるマンホールの上に
簡易なトイレを設置し使用するものです。
何故、このマンホールトイレが誕生したのでしょうか?
1995年の阪神淡路大震災、直後、兵庫県内では、
およそ130万戸が断水し、復旧に時間がかかりました。
当時神戸市には、仮設トイレの備蓄はなく、
全国から仮設トイレやくみ取り車が送られましたが、
渋滞や道路の寸断で届くのが遅れ、
住民が使えるまで時間が掛かってしまいました。

この教訓を踏まえて、
神戸市と積水化学が共同で、震災の2年後にマンホールトイレを開発。
このトイレは、学校や公民館といった避難所・避難場所の敷地や
その周辺の地下にマンホールと配水管を整備し、下水管につなぎます。
その後、備蓄品の簡易テントをかぶせ、
便座を置くだけで直ぐに使う事ができます。
転落防止の為に穴は小さくなっていて、
排泄物はプールや貯水槽の水などで定期的に下水道へ流す様になっています。

国土交通省によると、避難所で必要なトイレの数は、
避難者500人〜100人につき1基が目安だと言います。

都心をはじめとする関東の自治体も
マンホールトイレの設置を積極的に行っています。
東京・小平市では、
平成26年から5年間で避難所となる小学校・中学校・公民館など
38施設に314基のマンホールトイレを設置。

小平市の防災危機管理課によると
「被害状況に対応した多様な災害用トイレの確保に努める為、簡易トイレや
使い捨てトイレなどに加えて、下水道の耐震化を進め組み立てトイレが
設置可能なマンホールトイレを整備している」と話します。

整備では、トイレ1基にあたり、避難者75人の使用を想定していて
学校などには、一般用と車いす用合わせておよそ10基を設置しています。

また、災害時に速やかに活用できる様に、
自治会や学校の教職員に
マンホールトイレの概要説明や設置訓練を実施し
対策を強化しているという事です。
更に、市民にもマンホールトイレについて理解を深めてもらう為
防災訓練の際に組み立て方を教えたり、災害時のトイレについて
パネル展を開催するなど、
身近に感じてもらう貰う為の工夫も行っているという事です。

今朝は、阪神淡路大震災をきっかけに生まれた
「マンホールトイレ」についてお伝えしました。

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