先週、22日(土)未明に、
日向灘を震源とするマグニチュード6.6の地震が発生し、
大分・宮崎で最大震度5強を観測しました。
この地震では、震源から遠く離れた地域でも
ビルの高層階が大きく揺れる「長周期地震動」が起きました。
今朝は、「長周期地震動」についてお伝えします。
長周期地震動は、大きな地震で生じる周期の事を言います。
揺れの「周期」とは、
地震が起きると地面がガタガタと揺れますが、
その1回の揺れ、行って帰ってくるまでの一往復で
どのくらいの時間がかかるのか、その時間を「周期」と言います。
木造家屋がガタガタ揺れる場合、周期は1秒にも満たない短周期地震動です。
一方、長周期地震動は、1往復に3秒と行ったように、長い時間がかかり、
ゆっくり揺れます。高層ビルなどは、大きく長時間揺れる可能性があります。
また、遠くまで伝わりやすい性質があり、
地震が発生した場所から数百キロ離れたところでも大きく長く揺れる事があります。
この長周期地震動は4つの階級に分けられています。
階級1は、室内にいたほとんどの人が揺れを感じる。驚く人もいる。
ブラインドなど吊り下げものが大きく揺れる。
階級2は、室内で大きな揺れを感じ、物につかまりたいと感じる。
棚にある食器類、書棚の本が落ちる事がある。
階級3、立っている事が困難になる。
固定していない家具が移動したり、不安定なものは倒れる事がある。
階級4は、立っている事ができず、はわないと動く事ができない。
揺れに翻弄される。固定していない家具の大半が移動し倒れるものがある。
先週22日の地震では、
熊本、大分、宮崎県内で、
4段階中2番目の「階級2」が観測されています。
高層マンションは余震の度に揺れたり、
ライフラインが止まるとエレベーターもストップし、
下から上の階に水を運ぶ事も簡単ではありません。
一度地上に降りたらそのまま、避難所に避難したくなる事も想像できます。
しかし、東京・港区を例にすると、
避難所は57カ所で、収容可能人数は、およそ、4万2200人にすぎません。
そしてコロナ渦で収容人数は更に減って1万2000人となっています。
港区によると、およそ26万人の人口のうち、
およそ、9割が共同住宅に住んでいます。
こうした中、東京・港区では、
「マンションの住民は避難所に避難するのではなく、
自宅に留まる在宅避難」をして欲しいと呼びかけるハンドブックを出しています。
自宅スペースが倒壊していない人は在宅避難して欲しいとしていて、
在宅避難で自宅に居続ける場合、重要となる食料や食料水、
バッテリーなどの備蓄を1週間分準備して欲しいと呼びかけています。