関東の津波について考える

「津波防災の日」・「世界津波の日」が制定されているこの11月は、
津波について考えていきます。

東日本大震災の津波よりもはるかに被害が大きいと言われている
南海トラフ地震。30年以内に70〜80%の確立で起きるとされています。
南海トラフ地震が発生した場合、
内閣府によると高知県・黒潮町で、34メートルの津波が襲うほか、
静岡県・下田市で33メートルの津波が押し寄せるという予測が出ています。
また、3メートル以上の津波がくると予想されているのは、
四国、近畿、東海を中心に伊豆諸島や九州の71市区町村にのぼっています。
関東に住む私たちも、津波がくるという事を想定しておかなければなりません。

それでは、過去に大きな津波が関東に押し寄せた事はあるのでしょうか?
東北大学、災害科学国際研究所 所長の今村文彦先生は、こう話します。

今村先生:
実は、関東大震災には、相模湾、伊豆半島も含めて
実際に大きな津波の被害をもたらしているんですね。
こういう所では、海で発生する地震でありますので、
揺れから津波に伝わるまで早いんですよ。
沿岸部、相模湾は観光施設もあります。
利用者も多いと思うんですけど、
いち早く逃げていただく必要があると思います。

相模トラフで巨大地震が起きると、
津波が川を遡上して3メートル以上浸水すると言われています。
では、この津波、どのくらいの時間でやってくるのでしょうか?

今村先生:
相模湾で、関東大震災の様なタイプが発生しますと、
実は、津波の第一波は数分なんですよ。実際に陸上にあがるのは
もう少し時間がかかるんですけれど、
(手島)3分なのか5分なのか10分なのかによって
避難の、逃げ方は変わってきますか?
本当に時間が限られた場合には、
避難ビルとか避難タワーとか地域でも整備しているんですね。
遠くの所より近くの高い所と時間に猶予がある場合は、
もうすこし奥の高台やいろんな避難ビルなどで
これはあらかじめ、確認しておかないと
いざという時に、迷ってしまいますし
間違った行動をとりやすくなります。

今村先生のお話しの中にあった
“津波避難ビル”をご存じですか?

これは、
高台などに避難するのが
困難な場合に一時的に避難する建物の事を言います。
高さや耐震性などの条件を満たす建物を
自治体と持ち主が協定を結んで、津波避難ビルとして指定しています。

この津波避難ビルは、
どこに入っても良いというわけではありません。
施設ごとに廊下や屋上など避難場所が決められています。
それ以外の場所に入ってはいけないなどの決まり事があります。
また、入り口も建物によって異なりますよね。

沿岸の地域にお住まいの方は特に、近くの津波避難ビルはどこにあるのか?
その中の避難場所や入り口について事前に自治体のHPで確認してみてください。

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