今月7日に、
首都圏で最大震度5強を観測する地震が発生し、
交通機関やインフラなどに影響が出ました。
あなたは、地震が起きた時にどこにいましたか?
夜の10時41分ごろに起きた事もあり、
家にいた方、会社にいた方、帰宅中の方など様々だったと思います。
そこで、今朝は、
「帰宅困難者になった時の、正しい行動について」お伝えします。
首都直下地震の際、
最大で517万人の帰宅困難者が出ると言われています。
帰宅困難者のうち、
近くの職場がなく行き場がないと見込まれている人は、
92万人にのぼると予想されています。
都市防災を研究している、
東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻・廣井悠教授は、
“首都圏で、
震度6強・震度7クラスの地震が起きた時”の行動について
こう解説します。
廣井教授
物理的に留まる空間がなくて、事業所(会社)も壊れていますから、
一斉に帰らざる終えない、帰ろうとするんですよね。
そうすると、歩道で過密空間が生まれて群衆事故が起きる可能性があります。
それから、車道の問題が大きいと思うんですけれど、
車で迎えに行ったり、車で一気に帰ろうとして、
車道が詰まって大渋滞が起きて、救急車、消防車が動けないなどの問題が起きます。
一気に帰るなと、
一斉帰宅をするなと、
帰らないで、どこかに留まろうと、
自分の会社が一番いいんですけれども、壊れている場合もありますから、
一時滞在施設に言われる場所に留まりましょう。
これが、災害が大きい場合の対処方です。
地震発生から、およそ72時間は、
1人でも多くの命を救う事が最優先です。
その為には、帰宅困難者が一斉に帰ろうとする様な状況を作らない事が大切です。
そうならない為に、
廣井先生のお話しの中に出てきた、“一時滞在施設を利用しましょう。
東京都では、現在、一時滞在施設は1137か所。
受け入れられる人数は、およそ44万5千人となっています。
この一時滞在施設の情報は、「東京都防災Twitter」や
区市町村のHP、民間施設のHPで開設についての情報が発信されます。
一方、今月7日の地震のような、最大震度5強程度だった場合は、
どうすればよいのでしょうか?廣井先生はこの様に説明します。
廣井先生
帰らないでとは、なかなか言いにくいんですよね。
帰らないでとは言いにくいんですが・・・。
でもやはり混む事は確かなのでできれば帰らない方がいいですね。
いずれにしても行政がメッセージを出す事になると思うんですよ。
この前は特に出なかったと思うんですけど、
基本的には、一斉帰宅しないでねというのがメッセージで出ると思いますので、
大きな地震が起きたら、
身の安全を確保するというのが一番重要なんですけれども、
その後にどういう呼びかけが行政からでているのかと・・・。
それで、帰るという事はそれなりのリスク、
危険性が伴う事を認識しつつ、判断するという事が正しいやり方だと思いますね。
この前の地震の規模だと、絶対帰らないで!とは言いにくい状況
でも・・・できれば帰らない方が良いという事ですね。
先日の地震の状況であれば、
会社に戻る、留まるのも一つの方法です。
会社には、一般的に、3日〜1週間分の防災グッズが備えられています。
また、毛布や寝袋なども会社に常備されている会社もありますから、
タクシー待ちの長蛇の列に並んだり、電車の再開まで待つよりも良い場合があります。
あなたが務めている会社には、どこに、どんな防災備蓄が備わっているか。
このタイミングで確認してみてください。