「夏の水難事故防止に向けて」

おととい1日から来週水曜日の7日までは
「河川水難事故防止週間」です。
7月に入り、川や湖のレジャーシーズンが本格化するのを前に、
今朝は「水辺の安全ハンドブック」について紹介します。

「水辺の安全ハンドブック」は
水辺での事故を防止するために河川財団が作成している冊子です。

この冊子は去年、内容をリニューアルされました。
その背景について、河川財団・主任研究員の菅原一成さんに聞きました。

菅原さん:
子どもの事故の死者不明者数は変わらず多いのですが、
最近はライフジャケットを子どもが付けるケースは多くなってきています。
一方で大人に関しては、なかなかそういった場面は見られず、
大人が子どもを助けようとして亡くなるという事故も毎年のように繰り返されております。
こういった背景を踏まえて、
特にターゲット層を保護者や親子に絞って
その保護者の方々に水辺の安全について情報を届けたいという想いで、
水辺のハンドブックをリニューアルして発刊しました。

河川や湖などで発生した
水難事故の死者・行方不明者は毎年200人以上に上り、この10年以上、横ばいで推移しています。
どういった点に注意すれば良いのでしょうか。
「水辺の安全ハンドブック」の中から「
水上・水中」、「水際」について紹介します。

まず、「水中・水上」です。
水難事故の死因で大きな割合を占めるのが、息ができないことによる溺死です。
頭を水面より上に出して、
呼吸を確保するためにもライフジャケットを着用することが重要になってきます。

「水際」は、
濡れた石・コンクリートなどで、とても滑りやすくなっています。
予期せぬアクシデントで川の中に入ってしまう可能性がありますから、
転落防止のため滑りにくい靴を履く、水際に近づくときもライフジャケットを用意するなど「もしも」の備えが大切です。

水難事故を防ぐために、
ライフジャケットの重要性について河川財団の菅原さんはこう解説します。

菅原さん:
人間は水全般に基本的には浮きません。
そして浮かなければ、1分で溺水に至ってしまうことになります。
人間の持つ弱点をカバーするというのがライフジャケットです。
ライフジャケットを着用すれば、
かなり危険度というのは大きく下げることができるという風に思っております。
ライフジャケットを着けることによって、遊びの幅が広がり、より安全に楽しく活動することに繋がります。
川というフィールド、あるいは水というところ全般では、
ライフジャケットを着用して活動することは最も望ましい形ではないかなという風に思います。


ライフジャケットなどの装備のほか、
川の流れについての知識、上流の天候などの最新情報を備えて川や湖のレジャーを安全に楽しみましょう。
きょう紹介した
「水辺の安全ハンドブック」は、河川財団のホームページから閲覧・ダウンロードすることができます。
https://www.kasen.or.jp/mizube/tabid129.html

\ このページをシェア /

Xで共有 Facebookで共有 LINEで共有
TOPへ戻る

recent entry

記事一覧

一覧はこちら