乳幼児の防災

防災フロントライン、TOKYO FM 手島 千尋です。


防災FRONTLINEでは、


災害が起きた時に役立つ情報をお伝えしています。


今朝は、「乳幼児の防災」についてお伝えします。



国内外30カ所以上の被災地で活動している、


国際災害レスキューナースの辻直美さんにお話しを伺いました。


まずは、赤ちゃんがいるご家庭の家具の配置についてこの様に話します。






お子さんが良く過ごす部屋を安全にする事が重要です。


倒れてきそうな家具はないか、動いてぶつかりそうな家具は?


落ちそうなものや吹き飛びそうなものはないか?


割れそうな物はあるか?  子供の目線で確認してみましょう。


大きな地震では、小さなものでも勢いよく飛んでくる事があります。


また、踏んだりつまずいたりする事も考えられます。


おもちゃをどうしまうか、場所はどこに置くかなどにも気をつかいましょう。




次に自宅が被災した場合に備えての準備も大切です。


液体ミルクや粉ミルクをはじめ、水、紙おむつ、おくるみなど


赤ちゃんの防災に必要なものは非常時にさっと持ち出せるように


非常用持ち出し袋を作っておきましょう。


常温でそのまま哺乳瓶にうつすだけの液体ミルクならお湯が手に入らなくても


赤ちゃんに授乳する事ができるのでオススメです。


専用のアタッチメントがあるものであれば哺乳瓶にうつす必要もありません。


3日分のストックをしておく事をオススメします。



災害が発生すると多くの人が一斉に避難するため、道がこみます。


建物や壁、街路樹などが倒れたり、道がデコボコで


ベビーカーを動かせない可能性が高いです。


抱っこ紐は必ず用意しておきましょう。


避難生活が長引けば、赤ちゃんもストレスになります。


もし可能ならば、お気に入りのおもちゃを少し持っていくなどして


赤ちゃんのストレスを和らげてあげる事も大切です。


赤ちゃんグッズについて、辻さんは身の回りにあるものも活用して欲しいとも話します。

赤ちゃんがいる部屋の防災対策と合わせて
スムーズに避難できるよう日常の防災をこころがけましょう。

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