10月21日金曜日、
鳥取で震度6弱の地震が起きました。
28日現在、470人の方が避難を続けていて
住宅の被害は2627棟にも上っています。
今回の地震は、
これまで見つかっていなかった断層が
ずれて動いたことによるものとみられていて、
関西や四国、九州などでも揺れを観測しました。
この揺れのうち一部では「長周期地震動」も確認されています。
長周期地震動とは、高層ビルやマンションに
大きくゆっくりとした揺れをもたらすもので、
今回は大阪、兵庫、徳島など、震源から遠く離れた場所でも
物につかまらないと歩くことが難しいほどの揺れを観測。
また、政府は先日、
相模湾から千葉県沖にかけての相模トラフ沿いで
M8クラスの大地震が起きた場合の
長周期地震動の予測を発表したのですが、
神奈川県小田原市や東京都八王子市では、
ビルの20階で1秒間におよそ2mの揺れ。
これまで想定されていたよりとても速く、
そして大きく動く可能性があると分かりました。
高層マンションに住んでいる、
あるいはオフィスが高層ビルに入っていると言う人にとっては
本当に怖い存在の長周期地震動。
では、どのような対策を取るべきなのでしょうか。
防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実さんに伺いました。
この長周期地震動と言うのは、
ゆさゆさと船酔いに遭ったような感覚になります。
問題は、固定されていない家具! 動き、倒れます。
通常、「家具の固定を」と地震対策では言われますが、
長周期地震動の家具の固定では
突っ張り棒や、転倒しないように下にモノを挟むなどでは
全く役に立ちません。
壁に括り付けてしまってください。
それから特に、事務所でコピー機のような重いものは
左右の揺れによって動き始めます。
長時間揺れるので、加速度がついて襲ってきて
凶器になります。
ですから、しっかりとロックをかける。
このような対策で長周期地震動に備えて下さい。
家具はボルトやワイヤーで壁に固定する。
キャスター付きの事務機器はがっちりロック!
経験したことのない、船酔いになりそうな揺れで
パニックになる人も多いと考えられます。
翻弄されて動けない中では結局、何もできません。
高層階で生活する方は、備えを必ず行なってくださいね。