活断層の地震、中国地方の最新確率

熊本・大分地震をきっかけに
注目が集まっているのが「活断層」です。
活断層は地中の浅い所で地震を起こすため、
人が生活するエリアの真下で動くと、
とても大きな被害をもたらします。

そこで、政府の地震調査委員会は
阪神淡路大震災以降、
M7以上の地震が発生すると想定される
主な活断層(地表で20km以上の長さ)について
地震が発生する確率がどれくらいか、発表してきました。
でも、最近ではM7に満たない地震や
主な活断層以外の地震でも大きな被害が出ています。
そこで、その活断層も含めた地域一帯で
M6.7以上の地震が起きる確率を「総合的」に
発表することにしました。
これが、「活断層の地域評価」というものです。

これまで、地域評価は
関東地方と九州地方で発表されてきて、
第三弾は7月1日に発表された中国地方です。
その評価によると、今後30年以内に中国地方のどこかで
活断層によるマグニチュード6.8以上の地震が起きる確率は
「50%」。
この数字は、地震調査委員会が
「非常に高い発生確率で、大きな注意が必要」
とする関東地方に近い水準でした。
熊本地震が起きた九州よりも高くなっています。

広島大学・活断層プロジェクト研究センターの
奥村晃史センター長に、確率が高い理由について伺うと
こんな風に教えて下さいました。

ひとつには、認定された活断層の数が増えたこと。
もうひとつは、今回の地域評価では
活断層だけではなく、実際に起きた地震についても
材料とした(根拠とした)からだそうです。
そうすると、島根から鳥取にかけての地域は
活断層は必ずしも多くはないものの、
地震が頻繁に起きているということが
確率を押し上げる要因のひとつになっている、と
いうことでした。

こうしたことを受けて奥村センター長は、
一人ひとりが、自分の住む地域での地震のリスクについて
より意識的になるべきだと提言しています。

例えば、熊本地震。
あの地震が起きることは10年以上前から予測されていて、
国も発表し、地方自治体にも伝えられていました。
ところが、やはり地震が起きてみると、
こんな地震が起こるとは思っていなかった、という声が
あまりにも多かったそうです。

改めて地震のリスクというのは
どこにでもあるということを意識しておきましょう!

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