大雨による被害が各地で出ていますね・・・
豪雨だけではなく、地震や津波、火山の噴火など、
いま想定を上回る災害が次々と発生しています。
そんな中、もし大きな災害が『平日の日中』に発生した場合、
あなたの住む地域では、誰が防災リーダーとなって
地域の活動を行なうか、考えたことはありますか?
体力や知識のある世代=働き盛りの世代でもあるので、
平日の日中はその地域にいない可能性があります。
そんな現実を受けて、東京都荒川区ではいま、
中学生を防災リーダーに加えようと言う
取り組みが行われています。
荒川区では1年ほど前から、
全ての区立中学校に「防災部」を設置しました。
区立中学は地域に根ざしていて、
子供たちもある程度、体力や知識も育っている年齢なので
「防災ジュニアリーダー」として活躍できるんです。
活動は月に1〜2回、
生徒たちは他の部活と兼部という形で「防災部」に所属します。
活動は大きく分けて3つです。
1つ目は、
いざという時に求められる防災や減災の技術を習得すること。
消火ポンプやAEDの訓練を行なったり、
地域の防災訓練などにも積極的に参加しています。
2つ目は、防災意識の向上。
各中学の部員の代表は岩手県釜石市を毎年訪問して、
地元の中学生と交流します。
被災体験や復興状況について話を聞き、
大規模な震災についてより深く学びます。
3つ目が、防災・減災に対する知識を深め、
専門性を磨くこと。
部員全員が中学3年間のうちに
「ジュニア防災検定」の上級合格を目指しています。
この他にも、それぞれの地域の実情にあわせた
取り組みが行われていて、たとえば、
高齢者を避難所にスムーズに誘導したり支援できるよう、
日頃から高齢者の自宅を訪問している学校もあります。
リヤカーに消火器やAEDをのせて町内を練り歩き、
参加を呼びかけながら訓練を行っているところもあるそうです。
防災部の部員は今年度、荒川区合わせて350人以上!
大きな力です。
若き防災リーダーたちを育てるこの取組を
より多くの地域で広げていきたいですね。