海上保安庁の南海トラフ巨大地震研究から分かること

先日、海上保安庁が発表した
南海トラフ巨大地震にまつわる
ある研究が話題になっています。
今回は、こちらについて詳しくお伝えします。

そもそも南海トラフ巨大地震のメカニズムですが、
この辺りでは、陸のプレートの下に
海側のプレートが沈み込んでいます。
そして、この海のプレートが沈み込むとき、
陸のプレートも一緒に押し下げてしまい、
「ひずみ」が生まれます。
蓄積するほど大きな地震が起きる可能性が高くなるので、
この「ひずみ」をしっかりキャッチすることは
とても重要です。
ただ、南海トラフ巨大地震の震源域の大部分は
陸から遠く離れた海の底で、
これまでは陸上からGPSなどで計測しかなく、
正確なデータを得ることはできませんでした。

そんな中、海上保安庁は2000年度から、
海底15か所に設置した機器で
ひずみの観測を続けてきました。
今回、そのデータが発表されたんです。
では、どんな事実が浮かび上がったのか?

ひとつは、『東海地震』と四国沖の『南海地震』、
それぞれの震源域に関しては
やはりひずみの蓄積がとても大きくて、
将来地震の起きる可能性が非常に高いことが分かりました。
一方で、紀伊半島の『東南海地震』では、
ひずみの蓄積が小さくて、
相対的に地震を起きる可能性が低いことが分かったんです。
なお、今回の研究によるひずみの実態は
1年ごとに何?蓄積したかの分布図として公開されています。
詳しくは こちら 。

研究の成果について、東北大学 災害科学国際研究所所長の
今村文彦教授にお話を伺いました。

 非常に重要なのは、
 巨大地震と言うのは100年とか150年、
 ひずみをため込んで放出するんです。
 今回の調査は期間として短いものなので、
 その一部を見たに過ぎませんが
 今回のような調査をきちんと積み重ねていくと、
 将来のことをかなり予測もできるようにもなります。
 今回は、その第一歩が研究として発表されたと
 ご理解頂ければと思います。


ここから第一歩、なんですね。
でも、巨大地震と隣り合わせの現実は、
研究によって一層、明確になりました。
私達一人ひとりが水や食料の『1週間分の備蓄』、
必ずしておきましょう!

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