口永良部島の新岳、爆発的噴火から1年

あす5月29日で、
鹿児島県口永良部島での爆発的噴火から1年が経ちます。
当時、噴煙は9000m以上にも達し、火砕流も発生しましたが、
ただ、島にいた137人はひとりも命を落とすことなく、
隣の屋久島に迅速に避難することができました。
その7か月後、一部地域を除いて避難指示が解除されて
現在では61世帯103人ほどが島に戻っているそうです。
あの噴火から1年。
現地はいま、どのような状況なのでしょうか。
屋久島町役場 口永良部出張所の
川東久志(かわひがし・ひさし)さんに伺いました。

 島に帰って来て、皆さんやはり
 表情が明るくなってきたように見える。
 自分達がこの島で今までやっていた畑作業や、
 漁師の方は海に行ったり山に行ったりと、
 普通の生活がまた元に戻りつつあるのかなと感じます。
 ただ山が、昨年5月の噴火では火砕流が発生したり、
 その後、50年に一度の大雨に見舞われて、
 山肌が何もない状態。
 緑が全く見えない部分も沢山あって、
 これがいつ噴火前と同じように戻るのかなと言うのが
 心配です。

噴火だけでなく、豪雨災害も起きていたんですね
一方で今年、口永良部島は自然と共生する地域として
ユネスコのエコパークに認定され、注目も集まっています。
そんな中での観光業は、どうなっているのでしょうか?

 宿泊施設が実質稼働しているのは、5件ほど。
 そして公共工事でいまメインは
 港の工事をして頂いているんですが、
 その業者の方々が宿泊施設を押さえている状況。
 観光でやって来ても泊まれない状況。
 また、観光で一番の目玉はやはり
 『緑の火山島』と言うネーミングで、
 新岳の火口を見て、ガスを感じてと言うのが
 大きな観光だったんですが、
 それが行けないと言うことで、
 今後どういう形で観光を目指していくのか、
 新たな課題が出てくると思います。

ただ、川東さんは、
不便だからこそ感じられる幸せもあると言います。
たわわになる野いちごを摘んで食べたり、
浜で産卵するウミガメを見守ったり。
その、温かな幸せが早く戻ってくることを
強く願ってやみません。

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