栄養補助食品や乾パン、缶詰など、いま沢山の種類がありますね。
一方で、東日本大震災の時、食べなれない非常食が
なかなか喉を通らなかったという話も耳にしました。
そんな現実がある中、「非常食を活用する」と言う
ちょっと気になる取り組みを見つけました。
その名も『ごちぼう』。
『ごちそう』と『防災』を組み合わせた言葉で、
提案しているのは、大手広告代理店の博報堂で
アートディレクターとしても活躍する吉田裕美さんです。
『ごちぼう』のイベントに参加して最初に手渡されたのが
とても美味しくて可愛い、
ロリポップ型のチョコレートケーキでした。


イオンのライトミールブロック チョコレート味を砕いて
クリームチーズを混ぜて作っているものです。
これを非常時に、非常食を活用して作るのは無理でしょう!?と
私・防災キャスター 古賀は思わず口にしてしまったんですが・・・
果たして『ごちぼう』ってどういう事なのか?
吉田さんに伺いました。

実際に私たちが提案している食べ物は、
火が使えないとか、
調理方法に制限がある中で作る食べ物と言うよりは、
平時に非常食を管理しながら食べていくための調理法だったり、
避難生活で皆さんと場を分かち合うための食べ物として
ご提案しています。
敢えて「ごちそう」と言う
ちょっと極端な言葉を使っているのが大事なポイントです。
非常食と言うと、
「エネルギーを満たす」とか「命をつなぐ」と言う
非常時のものとして大切ですが、
そこにもうひとつ具体的に
「ごちそう」とは何かを考えて頂きたいんです。
その人にとって凄く美味しいものであれば、
心が満たされたり、気持ちを上げることができるという意味で
「ごちそう」だと思います。
食べる場を通して、知らない人と触れ合ったり
食事の場を囲んだり、誰かと会話が出来ると言うのも
「ごちそう」の大事な面です。
と言う風に、心を満たすための自分のごちそうって
何かと言うことを、みなさん個人で定義して欲しいなと思います。
なるほど、『ごちぼう』ってそういう事だったんですね。
例えば、買い置きしていて消費期限が近くなってきた非常食を
より美味しく、次にどんなものを買い足せばいいのかも
考えながらアレンジする。
例えば、長く続く避難所生活の中、
コミュニケーションのひとつとして、
みんなでアレンジして美味しいものを作る。
『ごちぼう』が生み出すのは、防災への意識だけではなく、
笑顔なのかもしれません。
あなたも、非常食を見直す時、
どうしたらあなたにとってのごちそうになるか、
是非考えてみてください。