今週は、3つステップでできる
子どものための心理的応急処置法
=「PFA for Children」をご紹介します。
大きな災害が起きた後、
建物やライフラインの復旧はもちろん重要ですが、
やはり一番大切なのは、被災した方の心のケアです。
中でも子どもは、想いをうまく言葉に表現できなかったり
自分の気持ちがよく分からないまま、
心に傷を抱えてしまうことがあります。
これは災害だけでなく、事故や事件などでも同じです。
そんな子どもたちの『受けたばかりの心の傷』を
周囲の大人が早い段階でケアするのが、
Psychological First Aid (PFA) for Children。
子供のための心理的応急措置と訳します。
『見る』『聞く』『つなぐ』をステップに、
それぞれ子ども向けのポイントやコツを押さえながら
アプローチしていくと言うものです。
元々、PFAの手法は
世界の緊急・人道支援活動に用いられてきたもので、
WHOなどがマニュアルを作成し、世界に広がっています。
そのPFAを、国連に公式承認された支援組織
「セーブ・ザ・チルドレン」がより子どもに特化させました。
お話を、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの
プログラムスペシャリスト、赤坂美幸さんに伺いました。
元々、セーブ・ザ・チルドレンが
この『子どものためのPFA』を作ったのは、
現場の支援者、私たちスタッフからの声なんです。
緊急時、子どもたちも大人と同じようにストレスを抱えます。
でも、年齢や認知発達段階によって、
経験処理の過程が異なってきます。
また、子どもたちと言うのは、近くにいる大人の反応に
左右されやすいところがあります。
子どもを支援する大人の人に、
こう言った『子どものためのPFA』と言うスキルを持って
携わってもらうことによって、
子どもたちが自分の持っている
潜在能力・回復力を使いながら、
困難な状況を少しずつ越えていく
手助けをするための手法の1つが
『子どものためのPFA』です。
あくまで、子どもの力をサポートするものなんですね。
では、実際にどのような手順を踏むのか。
例えば、子どもの話を聞くときには
パペット(ぬいぐるみ)などを使うと
とても有効だとのことなのですが・・・
来週は、あなたにも出来る『子どものためのPFA』の
具体的な方法をお伝えします。