3月18日まで、仙台で国連防災世界会議が行われましたが、
並行して、市民も参加できる
『パブリックフォーラム』も開催されました。
ここで発表された研究成果のひとつが、
東北大学 災害科学国際研究所、安倍祥先生が携わる
津波避難プロジェクト『カケアガレ!日本』です。
詳しいお話を伺いました。
『カケアガレ』(=駆け上がれ)という言葉ですが、
自分たちの問題として捉えてもらうために、
行動を一つの言葉に込めました。
今は「避難訓練をしましょう」地域の方に呼びかけていて、
その方法を地元の方と一緒に考えています。
例えば、高台がない平野部では、
どのような所に逃げればいいのか・・・
高い建物や、道路が少し高くなっているところを
活用するなども考えています。
『1度訓練したら終わり』ではなく、
その方法が地域に残って続いていくように
取り組んでいます。
2012年、宮城県岩沼市で最初の大きな訓練を行いました。
2013年には宮城県山元町で沢山の方に
『車を使って逃げる訓練』にも取り組んで頂きました。
山元町は高台の場所まで少し遠く、
4キロ近く移動しなくてはならない方もいて、
どうしても車でないと間に合わない地域があります。
渋滞を少しでも緩和するために
車の誘導に取り組んで頂いたり、
住民の方にはなるべく車に乗り合わせて
車を少なくして頂くなど、上手く避難するための工夫も
地域の方に考えてもらいながら、
こちらからも提案して、
『カケアガレ!日本』の取り組みを進めています。
安倍先生、本当は津波での避難に車を使うのは
賛成しないお立場です。
東日本大震災でもそうだったように、
渋滞によって逆に時間がかかってしまい、
命を落とすことがあるからです。
だからこそ、車を使わざるを得ない地域では
どうしたらいいのかなど、その地域が抱える問題に応じて
『カケアガレ!日本』で
地域と一緒に取り組んできたいと仰っていました。
あなたの地域では、どう『カケアガル』と想定していますか?
津波からの避難方法はひとつではないことも
意識しておきたいですね。