東北お遍路プロジェクト

きょうは、東日本大震災をめぐる新しい取り組み
『東北お遍路プロジェクト』をご紹介します。

お遍路と言えば四国八十八か所を
思い出す方も多いと思いますが、
こちらの『東北お遍路プロジェクト』は青森から福島まで
東日本大震災の被災地53箇所を巡礼するというものです。

キーワードは【震災を1000年先まで語り継ぐ】。
そこには、犠牲となった方の慰霊はもちろん、
震災を風化させない、
そして地域を活性化するという
プロジェクト側の思いが込められています。

そもそも、このプロジェクトが動き始めたのは、
震災発生からおよそ半年後でした。
青森から福島までのNPOが集まって
「何かしなくては」と話し合う中で、
巡礼という考えが生まれたそうです。

巡礼地となる場所は基本的に被災者の方から公募し、
プロジェクトのメンバーが一か所ずつ実際に調査を行った上で
大学教授などで作る選定委員会が絞り込みました。
2年以上もかかって選ばれた巡礼地。
先日2月4日に、いよいよその53箇所が発表されました。

北の拠点は青森県の蕪島(かぶしま)神社。
ここは島一帯が津波に飲み込まれて防波堤が決壊し、
周辺一帯がガレキの山となったそうです。
南は福島県いわき市の勿来(なこそ)記憶の広場。
ここには被災した3つの地区の家族などおよそ70人が
タイムカプセルにメッセージを入れて、
20年後の子孫に手渡されることになっています。

このほか、岩手県陸前高田市の
「奇跡の一本松」も選ばれたほか、
今は近づくことはできませんが、
1000年語り継ぎたい場所として
福島第一原発も巡礼地に選ばれています。

プロジェクトとしては、巡礼地という『場所』だけでなく、
そこにある『物語』を知って、語り継いで欲しいと願っています。
悲しものばかりでなく、勇気づけられる話もあると
プロジェクトの共同代表の高橋雄志さんは話して下さいました。

東北お遍路プロジェクト。
これからも、巡礼地を公募して、増やしていくそうです。
詳しくはこちらをご覧ください。

http://tohoku-ohenro.jp/

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