災害に本当に強い人とは?

10月23日で、新潟県中越地震から丸10年を迎えました。
中越地震は山間部で被害が大きく、
土砂災害や住民の孤立など、
これまでの都市部や沿岸部とは異なる震災の姿を
私達は知ることになりました。
いつどこにいても災害と隣り合わせです。
一方で、「自分だけは大丈夫な気がする」と
思ってしまうのも現実・・・
どうすれば『本当に災害に強い人』でいられるのでしょうか?
先週に続き、災害心理学者 広瀬弘忠さんに伺いました。


 災害に対して強い人であるには
 『社会と言うのは多少のリスクがあり、
 もしかするとその中に自分も入っているかもしれない』と言う
 ある程度の恐れ・不安を持っていることが必要です。
 『私に何か起こるはずがない』と思いたいが、
 実際には、災害の犠牲者にしても事故の犠牲者にしても、
 みんなそう思っていて巻き込まれます。
 自分の心の中に『毒』を持って
 危険を避ける行動を取る、というのが大事です。

 それからもうひとつ。
 早めに避難勧告や避難指示が出ると、外れる場合があります。
 外れる場合の方がむしろ多い。
 だから、『外れたからけしからん』と
 出した行政に対して文句を言うのは、筋違いです。
 外れたら仕方ない。
 これは一種の保険だと考えるべき。
 自動車保険と同じで、
 実際には事故は起こさないけれど、
 高い保険料を払っている。
 それは私たちにとって、
 安全を確保するために必要な費用
 =コストなんだと考えるべきです。



災害に強くあるには、
自分の心に毒を持つ、そしてコストを厭わない。
安心したいがために危険を無視する心理
『正常性バイアス』に打ち勝つためのポイントです!

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