いま、色々な場面で
防災に関する見直しが行われていますね。
例えばハザードマップもそうですし、
避難経路を指示する地図や標識など、
より「分かりやすく」情報を伝えるための
取り組みがされています。
そのために重要なのが「色」です。
でも・・・防災での「色」をめぐって、
私たちが知っておきたい側面もあります。
NPO法人 カラーユニバーサルデザイン
伊賀公一さんのお話です。
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私はみなさんと少し色の見え方や感じ方が違う、
以前はいわゆる「色盲」「色弱」と言われていた
見え方をするタイプの目を持っています。
私のように色の見え方が違う人の割合は、
日本では男性の20人に1人=5%いるといわれています。
例えばハザードマップなど危険な状態を表すのに、
誰にでも分かりやすくしようということで
色々な色を使います。
色は遠くから見ても分かりますし、
非常に便利なものなんですね。
ところが、この色の見分け方が
人によって違うということを
あまり考慮されていない場合がある。
非常に危険な場所と安全な場所が
同じような色で塗られていたり、
逃げるべき方向が背景の色に消えてしまって見えなくなり、
逃げ方が分からない・・・ということも
起こりかねない状況が生まれています。
私たちのように、生まれつき遺伝によって
色の見え方が変わっている人たちのほかに、
加齢や眼病によって色の見え方が
大きく変わってくる人もいます。
そういう方たちも含め、色の見え方というのは
特に配慮をしていかなくてはならないと思っています。
ひとつは、なるべく多くの人にきちんと聞いて、
分かりやすい色を選定していく作業が必要だと思います。
もうひとつは、色の名前で何かを指し示しても
分からない人がいるんだということを
お互いに意識しておくということ。
これも、とても大事なことだと思います。
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色から考える防災。
この事実を初めて知ったという方は、
一緒に少し「意識する」ところから、始めたいですね。