首都直下地震、想定マグニチュードの引き上げ

政府の中央防災会議の作業部会が先日、
首都直下地震の被害想定の見直しを進める中で
想定する最大のマグニチュードを7級から、
さらに引き上げました。
プレート境界型地震、というものを
被害想定の対象に加えたことによるものです。
このプレート境界型地震は、
これまで想定していた活断層型地震よりも
規模が大きくなりやすいのが特徴・・・

今回の中央防災会議の作業部会の想定について、
防災危機管理ジャーナリスト、渡辺実さんに伺ったところ、
このように教えてくださいました。

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 最悪の事態を想定し、
 プレート境界型である「元禄の地震」(1703年)の例まで広げて
 作業部会は想定マグニチュードを8.5にしました。
 これは、これまでよりも約1ポイント大きな地震になります。
 
 年内には被害想定の作業結果を公開する、と
 内閣府では言っていますが、
 多分、それをご覧になったリスナーの方たちは
 驚愕の数字を目にすると思います。
 ワンランク・・・
 地震の規模で言えば32倍も大きな地震を想定することになります。
 今後30年以内に70%と言う高い確率で
 首都直下地震は起きると言われていますから、
 とんでもない地震と我々は向かい合わなければなりません。
 
 こういう大きな数字を見てしまうとどうしても、
 他人事のように考えたいという心理=
 「自分だけは大丈夫だ」
 「いままでやってきた対策も全く無意味じゃないか」と
 思われる方もいるかもしれませんが、
 言えることは「何もやらなければ必ず死んでしまう」。
 
 生き残る、と言うことを考えるのであれば、
 できることを「具体的に」「確実に」「着実に」いまから行なうということ、
 そして、大きな地震に遭遇すると言う
 覚悟を持つと言うことが必要なんです。


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ちなみに、この「自分だけは大丈夫」など、
自分にとって都合の悪い情報を無視したりする状態を
専門用語では「正常化の偏見」と呼ぶそうです。
あなたも、「自分だけは大丈夫」と思っている一人ではありませんか?
そんな甘い状況ではないと言うこと、
しっかりと理解する必要がありそうです!

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