「2012年を防災の観点から振り返る」

災害時のさまざまなシチュエーションを想定して
知っておくと役に立つ「ワンポイント情報」をお届けしている
「防災フロントライン」ですが、

今回は、防災危機管理ジャーナリストの渡辺実さんをスタジオにおむかえし、
2012年を防災の観点から一年を振り返ってみました。

放送では時間の関係でひとつの事例しかオンエアできなかったのですが、
ポットキャストでは、
2012年に起きた3つの防災に関する出来事をご紹介したいと思います。

まず一つ目は
「1年の間に2つの地震の被害想定が発表になったこと」です。

2012年は、まずは4月に東京都が【首都直下地震】の被害想定を発表。
そして、9月に内閣府が【南海トラフを震源とした地震】の被害想定を発表しました。

それぞれ、大きな被害想定で、驚かれた方も多いと思います。

そして二つ目は、
「12月7日に、3.11と同じ震源域でM7.4のアフターライズという地震が起きたこと」

幸いにも津波も最大1メートルほどで被害は大きくなかったのですが、
世界で東日本大震災のようなM9.0以上の地震が起きた時は、
必ずM8クラスのアフターライズ地震と呼ばれる余震が起きているのです。

しかし、12月7日に起きた地震はM7.4で、M8と比べるとまだまだ小さい。

ということは、まだ、M8クラスの余震が起きるということを想定しておかねばならないでしょう。
まだまだ私たちは油断できません!

そして3つ目は、
「参議院選挙での自民党の圧勝」です。

原子力発電所の地下に見つかった活断層。
活断層の上に建つ原子力発電所を再稼動するか。
これからの、難しい政治的な問題になるでしょう。

ということで、今回は、
防災危機管理ジャーナリストの
渡辺実さんに、2012年を、防災の観点で振り返ってもらいました。

みなさんも、震災の備え、来年も怠らないようにしましょうね。


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