防災フロントライン。
さまざまなシチュエーションを想定して、
大地震の際にあなたの身を守るために
大切な情報をお届けします。
さて、先日、内閣府が南海トラフを震源とした巨大地震の被害想定では、
死者が最大32万人にものぼると発表されました。
どうすれば、この32万人という想定を減らせるのでしょうか。
被害想定では、死者数が最大になるのは、
冬の深夜に大きな地震が起きた場合。
震度7あるいは震度6強という非常に強い揺れで家が壊れて、
それに閉じ込められた直後に津波が来て、
32万人のうち23万人が津波で亡くなることになっているんです。
なぜこの人たちが津波が来るのがわかっているのに避難できないのか。
これは家が壊れてしまう、閉じ込められてしまうということなんです。
なので、自助としては、まず我が家は壊れないようにする。
もし強い揺れで、我が家が壊れても玄関が開けられて、
外に脱出して避難ができるようにする。
その家をまず耐震化するというのが一番大事!
その後、家から出てみんなで助け合って高台や、
ビルの屋上に避難する、これが共助。
「自助と共助がきちんとできれば、
被害想定の32万人の人も、
6万人ぐらいまでには楽に減らせます!」
災害情報の専門家、中林一樹先生はこうおっしゃっていました。
自助と共助の相乗効果で、被害は大幅に減らせる!
やみくもに不安にならず、出来る限りの準備をして、
震災に備えたいですね。