8月29日、南海トラフ沿いで起きるとされる被害想定が発表されましたね。
2003年に発表された想定の13倍にも及ぶ、
32万人もの死者の想定に驚かれた方も多いのではないでしょうか。
さて、4月に発表された首都直下地震の被害想定には、
515万人もの帰宅難民の想定がなされましたが、
実際にオフィスで働いているときに大震災に遭遇したらどうすればいいのでしょうか。
名古屋大学減災連携研究センターの廣井悠さんにお話をお伺いしたところ、
「なるべく、オフィスに留まるように」とのこと。
それは、帰宅困難になった人々が一斉に帰宅を開始すると、
道路が人で埋まり、本当に必要な人のところに
救急車や消防車が間に合わなくなるかもしれないからだそうです。
また、首都直下地震の被害を大きくするのは火災です。
火事が一度起きると、周囲を焼き尽くすまで火を止めることは困難だと言われており、
帰宅途中の人が火に巻き込まれるなどの二次災害も懸念されています。
首都直下地震の被害想定で火災の被害が大きくなると言われているのは、
環状7号線、8号線の周辺などの木造住宅密集地域。
それらの道を横断して帰宅しなければならない場所に住んでいる方は、
急いで帰宅しなくてもいいように、
日ごろから家族の安否を確認する方法などを確認しておきましょう。