『夕食を作っている最中に大きな地震が起こったら・・・』

先日、東京都が発表した首都直下地震の被害想定、ご覧になりましたか?

東京湾北部が震源地となった場合、23区の7割で震度6強以上の揺れが起こるそうです。
最大で、揺れによる建物倒壊で、5300人以上、火災で4000人以上が死亡し、
負傷者は14万人と想定されました。

火が出るのか、倒れるのか、地盤が傾くのか。
地震発生のそのとき、身の回りに起きる事を具体的に想像する事が
防災の第一歩です。

被害想定でも、冬の18時、夕食を作っている時間に地震が起きた場合の被害が、一番大きくなるそう。
被害を大きくするのは、火事の延焼とのこと。初期消火がとても大切です。

燃え広がりそうなのは、木造の建物が密集している市街地。
東京でいうと、環六、環七、環八の両側に木造密集市街地域が広がっています。
初期消火に失敗すると、どんどん燃え広がってしまうとのこと。
そこに、東京で言うと30万棟をはるかに越えるくらいの被害が集中的に発生すると言われています。

このような木造密集市街地というのは、
90年前の関東大震災の時には無かった市街地なんです。
昔の農道に沿って、自然発生的に家が建ってしまっており、
日常でも消防車が入るのが難しかったり、救急車が家の前に止まれないくらい道が細い地域は要注意です。

そういう木造建物密集地域で一番怖いのが、火災です。

ここで。防災ワンポイントチェック 。

『 初期消火が一番大切!日ごろから消防訓練に参加しよう! 』

燃え広がるときはまだ火が小さいので、素人でも消すことが出来ます。
バスタブの中に入っていた水にバスタオルをつけ、
濡れたバスタオルで消化することもできます。
もし、火が出たらどのような行動を取るか、想定しておくだけで
被害を少なく出来るでしょう。

そして、消防訓練に参加すること。

燃え広がる前、まだ個人の努力で消せる時の初期消火が、みんなの命を救います。

火を消せるのは、火の一番近くにいる、あなたです。

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