「あなたがもし、地下鉄に乗っているときに大きな地震が起きたら・・・」

もしあなたがこんな時間、こんな場所で大地震に遭遇したら、
自分の身を守るために何が一番大切なのか?
さまざまなシチュエーションを想定して、防災の備えを一緒に考えて行く番組。
防災フロントライン!

今日のテーマは。
「あなたがもし、地下鉄に乗っているときに大きな地震が起きたら・・・」

東京の街を、網の目のように走る地下鉄。
最も古い地下鉄・銀座線でも、その開通は昭和2年。
つまり、関東大震災以降にできたもの。
昨年3月に発生した東日本大震災は、
首都圏が近代的な都市になってはじめての大震災だったわけで、
それまで一度も、都心の鉄道は震災に遭遇したことはありませんでした。

阪神淡路大震災を受けて、耐震強化などのハード面は整備してきたとはいえ、
溢れる帰宅困難者への対応や、情報の迅速な提供などのソフト面の対処方法には
多くの課題が残りました。
鉄道の線路は、数ミリから1センチでも線路の幅が広がったり沈んだりするだけで
1箇所につき1時間から2時間、修理に時間がかかるそうです。
大きな地震が起きて、何千箇所もゆがみが出てしまったら・・・
鉄道が長い時間止まるのは確実!
普段、鉄道を利用する私たちは、そのことは頭に入れておいた方が良さそうです。

さて。そんな地下鉄で大地震に遭遇してしまったら・・・!

大きな地震であれば、急に停電になって真っ暗になってしまう可能性もあります。
まずは、パニックにならずに大きく深呼吸して落ち着くことが大事、
とおっしゃるのは、鉄道ジャーナリストの梅原 淳さん。

梅原さんに、具体的にどんな行動をとるべきかを伺ったところ、

「ガラスが割れる可能性もあるので、なるべく窓の近くにはいないようにしましょう。
また、地震後、すぐに避難したほうがいい場合は、列車内で火災が発生したとき!!
たとえば垂れ下がった電線から出火したり、万が一、車内に可燃物があったら、
燃えないとも限りません火災が発生したときには・・・すぐに逃げてください」とのこと。

ちなみに、車内で火災が発生し、逃げる際、
地下鉄銀座線、丸ノ内線、ゆりかもめなどのゴムタイヤで走る線路は、
線路脇に架線が通っています!注意が必要です!
架線に電気が通っている場合には触れると感電してしまうからです。

どうしても逃げなくては!というときは
まず隣の車両に逃げて、車両をつたって進み、
運転室の非常口から脱出するのが最善の方法だそうです。
火災もない。停電していて真っ暗で立ち往生している状態ならば、
地下鉄係員の指示に従い、しばらく様子を見てくださいね。

地下鉄で大地震に遭遇したら、
停電真っ暗のなかでパニックになったとしても
大きく深呼吸。まずは落ち着くことが肝心です
覚えておいてくださいね!

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