新たな防災気象情報 高潮編

今朝は、新たな防災気象情報についてお伝えします。

この情報の大きな変更点は、「大雨」「河川氾濫」「土砂災害」「高潮」の4つの災害について、レベルの数字と 警報の名称が組み合わされて発表されるところです。

その中で、今回は「高潮」について詳しくご紹介します。
高潮とは、台風や発達した低気圧の接近によって、海面が上昇する現象です。

気象庁 気象リスク対策課の山本太基さんは、過去の災害を振り返りながらこう話します。

(気象庁・山本さん)
「時にはですね、堤防を超えてしまうような高さになってしまうこともあります。堤防を超えてしまうとですね、海の水がそのまま、あの、陸地の方に流れ込んできますので、大変な、深刻な浸水被害をもたらすことになります。

最近の事例でいきますと、2018年、平成30年の台風21号ですね。この接近の際に、ええ、関西国際空港が高潮によって浸水してしまうと、いう事例もありました。

こういうように、あの、高潮はあまり発生頻度としては多くないんですけれども、ひとたびその、甚大な高潮被害が発生すると、深刻な被害をもたらしうる、注意が必要なものになります」


新たな防災気象情報では、一番上の

  • レベル5が「高潮特別警報」
  • レベル4が「高潮危険警報」
  • レベル3が「高潮警報」
  • レベル2が「高潮注意報」
    と発表されます。

この高潮の情報について、気をつけてもらいたいポイントがあると山本さんは話します。

(気象庁・山本さん)
「土砂災害の情報と同じように、レベル3の情報がレベル4の『予告情報』になります。で、さらに高潮はですね、レベル3だけじゃなくて、レベル2の情報もレベル4の予告情報になっています。

つまり、レベル2、レベル3の情報が出ると、そのあとレベル4になりますよ、というような、予告的な情報の扱いになりますので、高潮の場合はですね、まあ、土砂災害のレベル3と同じように、レベル2、レベル3の段階から早めに避難行動をとっていただくということも、安全な避難のためには良いかと思います」


こうした急な対応が求められたときのために、ハザードマップを一度確認しておくことが大切です。
山本さんは、気象庁が出す情報だけでなく、自治体の情報も必ず確認してほしいと話します。

「自治体からも、避難指示などの避難情報というのは発令されます。で、こうした市区町村からの避難情報というものはとても重要ですので、自分のいる場所に避難情報が発令された場合には、速やかにこれに従って行動するようにしていただくのも大切なので、市区町村からの情報にも十分注意していただければと思います」


TOKYO FM ポッドキャスト報道チャンネルでは、新たな防災気象情報について、気象庁の担当者がわかりやすく解説しています。今日盛り込めなかった情報も含まれているので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

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