Enjoy! Fiji food

ローカル気分を味わうならナンディ市場!
(Nadi Produce Markets)

ナンディを訪れるならフィジアン食の台所「ナンディ市場」を散策してみてるの如何でしょうか?地元の人たちが愛用している街の市場で新鮮な野菜や果物や魚介を楽しむことが出来ますし、フィジアンの気さくな「ブラ!」の挨拶に思わず笑みがこぼれます。

フィジアンの主食であるタロイモは日本ではあまり見る事が出来ない珍しい野菜ですし、伝統儀式「カバ」で使われるコショウ科の潅木、ヤンゴナの根なども売られています。
インド人が多く住むフィジーではチリなどの香辛料も沢山売られており、カラフルな色彩は写真を撮るだけでも楽しめそう!

キーワードは「sega na lega(センガ ナ レンガ)」!?
チョコレートファクトリー、図腰夫婦が感じる「幸福」とは?

フィジーでは知らない人がいないほど有名になチョコレート「フィジアナカカオ」。
ミシュラン・チョコレートガイドでも3つ星を取るなど世界でも注目を集めるチョコレートファクトリーを営むのはなんと日本人の夫婦でした。
16年前にフィジーに移住し様々な困難を乗り越えながら、カカオの買い付けから焙煎、製造まで自分たちで行なっている図越智仁さん、治美さんご夫婦にチョコレート作りをはじめるきっかけになったカカオとの出逢いや、世界で一番幸福度の高い国、フィジーについての魅力をお伺いしました。

─フィジーに永住したきっかけは? 16年前の家族旅行で来たのがきっかけでした。島が好きで毎年、島へ旅行をしていたんですね。「今年はどこに行こうか?」という会話から地球儀を回してトモ(旦那さん)が指を当てたところが海の真ん中で。
「海しか無いじゃん!」って言いながら指をどかしたら小さく「フィジー」って書いてあって・・・それがフィジーとの最初の出会いでした。

私たちは島に行くと1ヶ月ほどホテルに滞在せず、現地の暮らし方に近い生活で楽しむのですが、たまたまバヌアレブ島のサブサブというところにバケーションレンタル(今でいうAirbnb)の場所があったので、そこに滞在しました。
当時バヌアレブ島では、出歩く時に靴も履かないし動物も人間も自然の中で生きてる感じで。その自然な生活が子供たちも主人もすごく気に入ったんです。そこで、帰国後、経営していた会社を売ってフィジーに永住しようと決めたんです。

─なぜチョコレート作りを? 当時、私たちはレストランを経営していたのですが、子どもが持って帰ってきたカカオの実で試しにチョコレートを作って売ってみたら大ヒットして。
じゃぁ、チョコレートを作ろうと!と思ったんだけど、、、カカオの木はあるけど実がないんです。
何でかというと、その当時のフィジーではカカオの木を切ったり山の中に放置せざるを得ない現状があって。

昔は “カカオアイランド” と言われたフィジーですが、その当時はマーケットに行ってもカカオが無くて色んな人に反対されましたが、夫婦でカカオに魅了されてたから諦めきれず、何年もジャングルを歩き回ってカカオを探す生活をしていたところに1人の女性と出会ったんです。
彼女はお父さんから「木は絶対に切るな、誰かがいつか絶対に買い取ってくれるから」と言われ20年以上待っていたそうなんです。

その彼女に「あなたたちが来るのを待ってました」と言われた一言が、私たちのチョコレート工場のスタートやフィジーのカカオ業界を復活に繋がり今に至ります。

─フィジアンの魅力とは? 分かりやすいことです。子どもが大人になっちゃったみたいな。
良い事も悪い事も分かりやすい、、、隠し事も分かっちゃうくらい(笑)

─お二人が感じるフィジーでの幸福とは? 治美さん「気候が良いとか海が美しい事とかフィジアンが凄くフレンドリーとか、もちろんそれもそうなんですけど、便利なものが無い環境で暮らしているから大変な事も多いんです。日本では何にも思わないような小さな出来事もフィジーではとても大きい幸福に感じます。
フィジアンがよくいう言葉で「sega na lega (センガ ナ レンガ)」という言葉があるんですが、「小さいこと気にしない方が良いよ」という意味なんです。
日本にいると小さいことも気にしがちな性格でしたが、ここに来てからは人格が変わったかのように小さいことを気にしなくなりました(笑)」

智仁さん「物の豊かさじゃなくて困難を家族で解決して、色んな人に助けてもらって・・・という人としてごくごく自然なことを当たり前にできる。その当たり前が「幸福」だなって思います。」

フィジーに流れる穏やかでのんびりとした幸福な時間は「sega na lega=小さいこと気にしない方が良いよ」の精神と、ほんのり甘いチョコレートで出来ているのかも♥

Photo & Text
TOMOMI SAKAMORI (TOKYOTRAIN)

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淡輪ゆきのフィジートリップ!

TOKYO FMホリデースペシャル Bula! & HAPINESSS supported byフィジー政府観光局にてたっぷりとフィジーの魅力をお伝えしましたが、”フィジーのことをもっと知りたい!オンエアを聴き逃した!” という方にも世界一幸福な国、フィジーの魅力をこの特設サイトでもたっぷりとお届けします!

フィジーは日本から8時間40分、333もの小さい島からなるオセアニアの南国です。欧米では成熟したリゾートエリアとして古くから大人気で様々なタイプのリゾートがあり、マリンアクティビティを中心にゴルフなども思う存分楽しめる国なんです。

今回はそんなフィジーをBula!&HAPPINESS取材班とレポーター淡輪ゆきさんが独自取材!
世界一幸福な国フィジーのホテル、ウェディング、マリンアクティビティ、フード、カルチャーなどなど!皆さんが気になるであろうスポットを撮り下ろし写真と共に出来るだけ詳しくレポートしていこうと思います。
今年の夏休みの何処に行くかまだ決まっていないという方は是非、このレポートを参考にしてみてくださいね♪