デーモン閣下が今年叶えた40年来の夢とは?(2019/12/14 放送)
今週は、デーモン閣下をお迎えしました。
今年2019年は「アーティスト活動の多い年」だったという閣下。12月4日にリリースされたニューシングル「NEO」では大御所トリオのALICE(アリス)をプロデューサーとして迎えていて、表題曲の「NEO」はメンバーの堀内孝雄さんが作曲、谷村新司さんが作詞、矢沢透さんが編曲を手がけています。
アリスが3人で他のアーティストをプロデュースするのは今回が初めてのこと。実は、閣下は世を忍ぶ仮の中学生時代からのアリス・ファンだそうで、何度もコンサートを観に行っているとか。
「吾輩が世を忍ぶ仮の浪人生…悪魔なんで“浪魔”(笑)…だった頃、その年にALICEが活動を休止するの。11月に」「金を払ってプロのコンサートを観に行くのは、実はその活動休止となるコンサートが初めてで、それがアリスなのね。これは絶対に観とかなにゃぁいかん!と」
その後、聖飢魔IIの一員としてデビューした閣下。ずっとアリスに曲を提供してもらいたいという気持ちはあったようですが…
「自分がプロになってアリスのメンバーのみなさんと会うようになった…が、楽曲を提供してください!っていうのは何か違うな、としばらく思ってたの。こちらも聖飢魔IIやってたから、たとえソロ活動するにしてもアリスの雰囲気を今いれるっていう、そういうタイミングがあまりなくて。吾輩が言わない限り、(アリスの)ファンだった知らなかったっていう人が多いんだけれど…」
そして今年、アリスが久しぶりに活動を再開するということで、デーモン閣下はアリスをフィーチャーしたBSの番組で“回し役”を担当。その番組が今回のコラボレーションのきっかけになったそうです。
「台本の最後に、“デーモン閣下のアリスに対する夢を語ってください”ってのがあったのね。あったんだけど、吾輩はそれまでのテレビの番組の流れで、いや、これは自分のことをわざわざ言うところじゃねえな…と思って、本番中は言わなかったの。書いてあったけれど」
「で、収録終わりました。休憩所で吾輩がたまたま谷村(新司)さんと2人きりになって、谷村さんになんとなくの流れで、長年ずっと思ってた夢があるんですよ、つって。なになに?って言うから、楽曲の提供をしてもらいたいなってずっと思ってたんですよ、って言ったら、ほお…それは僕に?って言ったんで、ん〜なんて答えよう?どれが失礼じゃないんだ…と思ったけど、いやアリスで!って言ったの」
「そしたら、横に谷村さんの会社の社長…ま、奥さんなんだけど…がいて、面白いね、それ!って言い始めて…」「他の2人のメンバーいないのに、じゃぁやるんだったら8月だね!って」
「こっちからすると、今まで言ったことなかったけどまぁ言うのはタダだから言ってみよう…と思って言ったら、もう2ヶ月後にやろう!ぐらいの話になって、うええ!みたいな」
また、閣下は「40年間、心の底でそういうことがあったらいいなと思ってたこと…言ってみるもんだね。言ったら実現しちゃった。自分のアーティスト活動の今後について何か思考が変わるポイントがあるような1年かもしれない」ともおっしゃっていました。
ちなみに、シングルの初回限定版に封入された特典DVDには、今回のレコーディング風景が収録されています。
そんなニューシングルの表題曲「NEO」はデーモン閣下が“アリスっぽい曲を”とお願いして出来たという書き下ろしの新曲。また、カップリングにはアリスの名曲「エスピオナージ」のカバーが収録されています。
「これはアリスのキーだから。コーラスも本物の堀内さん、谷村さん。だから、エスピオナージ♪になると吾輩以外は全部アリス。だからアリスに聞こえる」「もうアリスの4番目のメンバーな状態でしょ?」
オリジナルの「エスピオナージ」は、アリスが活動を休止した1981年の曲。当時、予備校生だった閣下は、この曲が入ったアルバム『ALICE IX 謀反』をヘビーローテーションで聞いていたそうで、今回のカバー・バージョンの完成音源を聞いた時に当時の失恋を思い出したそうです。
「予備校の中なのに好きな子が出来ちゃって。その子のことをなんとか口説けねえかな…とかってずうっとアプローチをかけてたんだけれども、結局10月に振られるのね。アンタと付き合う気はまったくない、ぐらいの感じで。ガーンっ!とかってなってる時に、雨が振ってる10月に『エスピオナージ』とか他の『謀反』の曲を聞いてて凄い傷心な感じだったのが…」
「今年、『NEO』と『エスピオナージ』が完成しました。マスタリングという作業が終わって後は製品になるだけです、という音が吾輩のところに届いたのが10月の雨の日で、その新作の『エスピオナージ』を聞きながら…凄いなんか失恋した感じの…(笑)」「思い出す。景色まで覚えてる。雨降ってるあそこで、こんなふうにこの曲を聞いてたな、みたいな」
これまでに数多くの楽曲をカバーしてきた閣下は、他の人の曲をカバーする際の心構えをこう話してくれました。
「基本的には、よく知ってるアーティストをカバーする時はモノマネにならないように注意する。なるべく自分らしさを随所に出せるようにする。で、あまり知らない人たち…まぁ前者もそうだけれども…1回、本家のアーティストに対してちゃんとリスペクトを持って、失礼なカバーはしたくない」「もちろんどこかを変えたいという気持ちもあるんだけど、その変えるにあたっての変え方がヘンな風に変えないようにする」
今年2019年は「アーティスト活動の多い年」だったという閣下。12月4日にリリースされたニューシングル「NEO」では大御所トリオのALICE(アリス)をプロデューサーとして迎えていて、表題曲の「NEO」はメンバーの堀内孝雄さんが作曲、谷村新司さんが作詞、矢沢透さんが編曲を手がけています。
アリスが3人で他のアーティストをプロデュースするのは今回が初めてのこと。実は、閣下は世を忍ぶ仮の中学生時代からのアリス・ファンだそうで、何度もコンサートを観に行っているとか。
「吾輩が世を忍ぶ仮の浪人生…悪魔なんで“浪魔”(笑)…だった頃、その年にALICEが活動を休止するの。11月に」「金を払ってプロのコンサートを観に行くのは、実はその活動休止となるコンサートが初めてで、それがアリスなのね。これは絶対に観とかなにゃぁいかん!と」
その後、聖飢魔IIの一員としてデビューした閣下。ずっとアリスに曲を提供してもらいたいという気持ちはあったようですが…
「自分がプロになってアリスのメンバーのみなさんと会うようになった…が、楽曲を提供してください!っていうのは何か違うな、としばらく思ってたの。こちらも聖飢魔IIやってたから、たとえソロ活動するにしてもアリスの雰囲気を今いれるっていう、そういうタイミングがあまりなくて。吾輩が言わない限り、(アリスの)ファンだった知らなかったっていう人が多いんだけれど…」
そして今年、アリスが久しぶりに活動を再開するということで、デーモン閣下はアリスをフィーチャーしたBSの番組で“回し役”を担当。その番組が今回のコラボレーションのきっかけになったそうです。
「台本の最後に、“デーモン閣下のアリスに対する夢を語ってください”ってのがあったのね。あったんだけど、吾輩はそれまでのテレビの番組の流れで、いや、これは自分のことをわざわざ言うところじゃねえな…と思って、本番中は言わなかったの。書いてあったけれど」
「で、収録終わりました。休憩所で吾輩がたまたま谷村(新司)さんと2人きりになって、谷村さんになんとなくの流れで、長年ずっと思ってた夢があるんですよ、つって。なになに?って言うから、楽曲の提供をしてもらいたいなってずっと思ってたんですよ、って言ったら、ほお…それは僕に?って言ったんで、ん〜なんて答えよう?どれが失礼じゃないんだ…と思ったけど、いやアリスで!って言ったの」
「そしたら、横に谷村さんの会社の社長…ま、奥さんなんだけど…がいて、面白いね、それ!って言い始めて…」「他の2人のメンバーいないのに、じゃぁやるんだったら8月だね!って」
「こっちからすると、今まで言ったことなかったけどまぁ言うのはタダだから言ってみよう…と思って言ったら、もう2ヶ月後にやろう!ぐらいの話になって、うええ!みたいな」
また、閣下は「40年間、心の底でそういうことがあったらいいなと思ってたこと…言ってみるもんだね。言ったら実現しちゃった。自分のアーティスト活動の今後について何か思考が変わるポイントがあるような1年かもしれない」ともおっしゃっていました。
ちなみに、シングルの初回限定版に封入された特典DVDには、今回のレコーディング風景が収録されています。
そんなニューシングルの表題曲「NEO」はデーモン閣下が“アリスっぽい曲を”とお願いして出来たという書き下ろしの新曲。また、カップリングにはアリスの名曲「エスピオナージ」のカバーが収録されています。
「これはアリスのキーだから。コーラスも本物の堀内さん、谷村さん。だから、エスピオナージ♪になると吾輩以外は全部アリス。だからアリスに聞こえる」「もうアリスの4番目のメンバーな状態でしょ?」
オリジナルの「エスピオナージ」は、アリスが活動を休止した1981年の曲。当時、予備校生だった閣下は、この曲が入ったアルバム『ALICE IX 謀反』をヘビーローテーションで聞いていたそうで、今回のカバー・バージョンの完成音源を聞いた時に当時の失恋を思い出したそうです。
「予備校の中なのに好きな子が出来ちゃって。その子のことをなんとか口説けねえかな…とかってずうっとアプローチをかけてたんだけれども、結局10月に振られるのね。アンタと付き合う気はまったくない、ぐらいの感じで。ガーンっ!とかってなってる時に、雨が振ってる10月に『エスピオナージ』とか他の『謀反』の曲を聞いてて凄い傷心な感じだったのが…」
「今年、『NEO』と『エスピオナージ』が完成しました。マスタリングという作業が終わって後は製品になるだけです、という音が吾輩のところに届いたのが10月の雨の日で、その新作の『エスピオナージ』を聞きながら…凄いなんか失恋した感じの…(笑)」「思い出す。景色まで覚えてる。雨降ってるあそこで、こんなふうにこの曲を聞いてたな、みたいな」
これまでに数多くの楽曲をカバーしてきた閣下は、他の人の曲をカバーする際の心構えをこう話してくれました。
「基本的には、よく知ってるアーティストをカバーする時はモノマネにならないように注意する。なるべく自分らしさを随所に出せるようにする。で、あまり知らない人たち…まぁ前者もそうだけれども…1回、本家のアーティストに対してちゃんとリスペクトを持って、失礼なカバーはしたくない」「もちろんどこかを変えたいという気持ちもあるんだけど、その変えるにあたっての変え方がヘンな風に変えないようにする」
そして、これまでに発表してきたカバーは多くがハードロック系のアレンジで、あくまで聖飢魔II出身のデーモンによるカバーだったと振り返ってくれた閣下。しかし、今回のアリス「エスピオナージ」のカバーは少し違うようです。
「それをこの曲(エスピオナージ)と『NEO』は時間が飛び越えちゃった。前に遡っちゃった。その(聖飢魔IIの)さらに前の我輩のルーツまで行っちゃってるから。なにっぽい、とかじゃもうないのよね」
↓こちらは閣下が今年10月に発表したアルバム『うた髑髏(どくろ)-劇団☆新感線劇中歌集-』とニューシングル「NEO」。
来週も引き続き、デーモン閣下をお迎えします!