しょこたんが亡き父とコラボレートした新曲を語る!(2019/12/28 放送)
今週は、中川翔子さんをお迎えしました。
12月4日に約5年ぶりとなるニューアルバム『RGB〜True Color〜』をリリースした中川さん。このアルバムへの想いをこんなふうに語ってくれました。
「5年は長かったです!念願です!あきらめないで良かった! 20代ラストから30代になって、人生的な意味でもこの5年って凄くターニングになる…出会いも別れもあったり、嬉しいことも悲しいことも、そして新しい夢も、いろんな広がりのあった5年だったので、これまでのことが幼少期から振り返っても辛いことですら、ぜんぶ意味があったなと思えます」
そして、ニューアルバムのタイトル『RGB〜True Color〜』にはこんな意味があるそうです。
「私自身も歌を一番やりたいっていうことはずっとあるんですけど、お仕事的に絵を描いたり、ラジオだったり、文化活動…それもその場所ごとに色を変えていくのも挑戦として楽しいので、そういった意味でいろんな新しい人生の色になって欲しいなという願いを込めて、『RGB〜True Color〜』にしました」
「RGBは光の三原色っていう意味で、赤と緑と青の光を合わせるといろんな色になれるんですね。そんな感じで、曲ごとに声もけっこう違ってます」
「いろんなお仕事をするのもすごい楽しいんですけど、逆に悩みでもあって。なんの人です、ってハッキリ言えるにはどうしたらいいのかな?っていうのを悩んでもいて…。でも、それをいい意味で捉えたら、全部が自分の中での大事な色だなと思うと、変化していこう!って思いました」
そんなアルバム『RGB〜True Color〜』のジャケットに使われてるのは、中川さん本人が描いた自画像。赤盤(完全生産限定盤)、緑盤(初回生産限定盤)、青盤(通常盤)でそれぞれ年齢が違う自画像となっていて、赤盤にはCDとDVDのほか、ご本人が書いた絵本などがセットになっています。
「今年の挑戦の一つとして、子供たちに向けてファミリー・コンサートをやろうと。で、読み聞かせる絵本を作ろうと思って」
「で、何を作ろう?と思った時に、今うちは猫を10匹飼ってて…いちばん長老の猫、ちび太が人間で言うともう100才らしいんですよね。凄くボロボロになりながらも自分の気合でご飯を食べて、頑張って生きる力を見せてくれている ちび太を見てたら凄く元気が出て。あ、大人になってからも夢って見つかるし、叶えられるんだっていうことを何かできないかな?と思って、聖火ランナーを目指す猫の話を書いたんです」
「子どもたちに読み聞かせた時にアドリブで、みんな、ちび太がんばれ!って叫んで!せーのっ!って言ったら、がんばれー!って本気で叫んでくれて、それを見てたら胸が熱くなって。誰かを応援する喜びってあるんだなっていうことも…。だから毎回こちらが勉強になります」
また、中川さんはこんなことも話してくれました。
「やっぱり子供の頃からずっと好きなものって変わらなくって。思春期ぐらいまでに見つけた好きなことが一生ものだなっていうのも大人になって凄く感じますね」
「大好きなものたちが自分を助けてくれて、落ち込んだ時とかもそうですけど。夢自体も叶えてくれたり。だから、凄く好きなことを見つけること、そして思い出っていうものが未来に勇気をくれるなと思うと、子供たちである時代に何を見つけるか?大人として手助けとか色を添えることができたらいいなと思って。なので、ぜひこの絵本もお父さんお母さんが読み聞かせてあげて欲しいなって」
「この赤(盤)の時に微妙な顔をしてるのって、凄くイジメとかいろんなことがシンドかったんですね。絵を描いてるだけで学校では気持ち悪いとかオタクとか言われちゃう時代もあったので。その死にたかった頃を乗り越えた大人になってみると、あの時好きなことに夢中になっててよかったなとか、ああ生きててよかったな…は後から見つかってくるので。今だから描けたのかもしれないですね」
ニューアルバム『RGB〜True Color〜』のラストを飾る「ある日どこかで」は、お父様の中川勝彦さんが生前に残した歌詞を元に作られたという曲。
「私が9才の頃に亡くなったんですけど、歌手をしていて、歌ったり、絵を描いたり、声優の仕事をしたりと、私はまるで父の足跡を辿ってるような人生を送ってるなと。で、猫の絵も描いていたし…」
中川さんはお父様とACのCMで共演も果たしています。
「白血病で亡くなって。もう父の年齢を超えたんですけど。去年初めてACの白血病のドナー登録のCMで、映像で初めて共演することになって。それもちょっと不思議で…。で、まだまだ写真もいっぱい出てきたりとか。ホントに、僕のことを忘れないでね!って言ってるような。リメンバー・ミー!みたいな感じですね」
そんなお父様との時間を超えたコラボレーションとなった曲「ある日どこかで」。中川さんはこの曲が生まれたきっかけをこう話してくれました。
「今年の夏に父の家をリフォームするからということで、全部捨てるって言われたから慌てて見に行ったら、歌詞だったり、肉筆の文字だったり、絵だったりが大量に出てきて」
「で、生きた証をそのまま見ちゃうと何かできないかな?と思って。たまたまアルバムの話もやっと出てきてたので、私が歌詞を、バラバラだったものを繋いだら、“天国に行ってしまって会えないけど、会えないんじゃなくて時を超えてずっと気持ちはまた会える時のために一緒にいるんだよ…”っていうそんな曲が出来ました」
「お墓に父の言葉で、“この思い また逢えるまで さぁ風にのれ”って彫ってあったんですけど。色紙に書いて人に渡したりしてたみたいで。それも色紙の実物が出てきて。これもメロディーを付けられたらいいなと思って。ホントに偶然だったんですけど、この歌詞が出てきてくれて良かったです」
12月4日に約5年ぶりとなるニューアルバム『RGB〜True Color〜』をリリースした中川さん。このアルバムへの想いをこんなふうに語ってくれました。
「5年は長かったです!念願です!あきらめないで良かった! 20代ラストから30代になって、人生的な意味でもこの5年って凄くターニングになる…出会いも別れもあったり、嬉しいことも悲しいことも、そして新しい夢も、いろんな広がりのあった5年だったので、これまでのことが幼少期から振り返っても辛いことですら、ぜんぶ意味があったなと思えます」
そして、ニューアルバムのタイトル『RGB〜True Color〜』にはこんな意味があるそうです。
「私自身も歌を一番やりたいっていうことはずっとあるんですけど、お仕事的に絵を描いたり、ラジオだったり、文化活動…それもその場所ごとに色を変えていくのも挑戦として楽しいので、そういった意味でいろんな新しい人生の色になって欲しいなという願いを込めて、『RGB〜True Color〜』にしました」
「RGBは光の三原色っていう意味で、赤と緑と青の光を合わせるといろんな色になれるんですね。そんな感じで、曲ごとに声もけっこう違ってます」
「いろんなお仕事をするのもすごい楽しいんですけど、逆に悩みでもあって。なんの人です、ってハッキリ言えるにはどうしたらいいのかな?っていうのを悩んでもいて…。でも、それをいい意味で捉えたら、全部が自分の中での大事な色だなと思うと、変化していこう!って思いました」
そんなアルバム『RGB〜True Color〜』のジャケットに使われてるのは、中川さん本人が描いた自画像。赤盤(完全生産限定盤)、緑盤(初回生産限定盤)、青盤(通常盤)でそれぞれ年齢が違う自画像となっていて、赤盤にはCDとDVDのほか、ご本人が書いた絵本などがセットになっています。
「今年の挑戦の一つとして、子供たちに向けてファミリー・コンサートをやろうと。で、読み聞かせる絵本を作ろうと思って」
「で、何を作ろう?と思った時に、今うちは猫を10匹飼ってて…いちばん長老の猫、ちび太が人間で言うともう100才らしいんですよね。凄くボロボロになりながらも自分の気合でご飯を食べて、頑張って生きる力を見せてくれている ちび太を見てたら凄く元気が出て。あ、大人になってからも夢って見つかるし、叶えられるんだっていうことを何かできないかな?と思って、聖火ランナーを目指す猫の話を書いたんです」
「子どもたちに読み聞かせた時にアドリブで、みんな、ちび太がんばれ!って叫んで!せーのっ!って言ったら、がんばれー!って本気で叫んでくれて、それを見てたら胸が熱くなって。誰かを応援する喜びってあるんだなっていうことも…。だから毎回こちらが勉強になります」
また、中川さんはこんなことも話してくれました。
「やっぱり子供の頃からずっと好きなものって変わらなくって。思春期ぐらいまでに見つけた好きなことが一生ものだなっていうのも大人になって凄く感じますね」
「大好きなものたちが自分を助けてくれて、落ち込んだ時とかもそうですけど。夢自体も叶えてくれたり。だから、凄く好きなことを見つけること、そして思い出っていうものが未来に勇気をくれるなと思うと、子供たちである時代に何を見つけるか?大人として手助けとか色を添えることができたらいいなと思って。なので、ぜひこの絵本もお父さんお母さんが読み聞かせてあげて欲しいなって」
「この赤(盤)の時に微妙な顔をしてるのって、凄くイジメとかいろんなことがシンドかったんですね。絵を描いてるだけで学校では気持ち悪いとかオタクとか言われちゃう時代もあったので。その死にたかった頃を乗り越えた大人になってみると、あの時好きなことに夢中になっててよかったなとか、ああ生きててよかったな…は後から見つかってくるので。今だから描けたのかもしれないですね」
ニューアルバム『RGB〜True Color〜』のラストを飾る「ある日どこかで」は、お父様の中川勝彦さんが生前に残した歌詞を元に作られたという曲。
「私が9才の頃に亡くなったんですけど、歌手をしていて、歌ったり、絵を描いたり、声優の仕事をしたりと、私はまるで父の足跡を辿ってるような人生を送ってるなと。で、猫の絵も描いていたし…」
中川さんはお父様とACのCMで共演も果たしています。
「白血病で亡くなって。もう父の年齢を超えたんですけど。去年初めてACの白血病のドナー登録のCMで、映像で初めて共演することになって。それもちょっと不思議で…。で、まだまだ写真もいっぱい出てきたりとか。ホントに、僕のことを忘れないでね!って言ってるような。リメンバー・ミー!みたいな感じですね」
そんなお父様との時間を超えたコラボレーションとなった曲「ある日どこかで」。中川さんはこの曲が生まれたきっかけをこう話してくれました。
「今年の夏に父の家をリフォームするからということで、全部捨てるって言われたから慌てて見に行ったら、歌詞だったり、肉筆の文字だったり、絵だったりが大量に出てきて」
「で、生きた証をそのまま見ちゃうと何かできないかな?と思って。たまたまアルバムの話もやっと出てきてたので、私が歌詞を、バラバラだったものを繋いだら、“天国に行ってしまって会えないけど、会えないんじゃなくて時を超えてずっと気持ちはまた会える時のために一緒にいるんだよ…”っていうそんな曲が出来ました」
「お墓に父の言葉で、“この思い また逢えるまで さぁ風にのれ”って彫ってあったんですけど。色紙に書いて人に渡したりしてたみたいで。それも色紙の実物が出てきて。これもメロディーを付けられたらいいなと思って。ホントに偶然だったんですけど、この歌詞が出てきてくれて良かったです」
「“この思い また逢えるまで さぁ風にのれ” これは小さい頃から見ていた言葉でもあったので。父が歌詞を書いてた頃からすると30年ぶりぐらいに歌になるっていうのは自分も凄く不思議なんですけど」
「私自身も、もし自分が死んでも思いはずっと消えないだろうなって。ずっと愛してるって気持ちってあるし、誰でも大好きな人との別れがあったりするかもしれないですけど、でも消えるわけじゃないっていうのは凄く思うので…」「歌が生まれるとずっと消えないし、ずっと生きてるなって思います。大事な人を思って聞いてほしいですね」
「ある日どこかで」の作詞について、お父様が残した「パズルを繋いだっていう感じですかね。ちょっと足してるところもあるんですけど」と話してくれた中川さん。曲のタイトルはお父様とお母様が2人で観た映画から取ったんだとか。
「知らなかったんですけど、タイトルに迷ってたら母が『ある日どこかで』がいいんじゃない?ってボソッと言って。別れるってなった時に最後に一緒に観た映画がこれで、それで仲直りをして、私が生まれたって聞いて、えーそうだったのか!と」
「自分の歌って、照れて普段は自分で聞いたりってあんまりなかったんですけど、この曲ってレコーディングしてからずっと大好きで、家でもずっと歌っていて。歌い重ねたいなって凄く思っていますね」
生前のお父様について「ニコニコしていて。ロングヘアーで。幼稚園の先生たちが凄いキャーキャー言ってたんですけど、家では変な人で、一緒に絵を描いたのも覚えてますね」と話してくれた中川さんですが、まっすぐにお父様と向き合えない時期もあったそうです。
「私は母が一人で育ててくれてた頃は、思春期もひねくれて拗れてたので、いない父にそういう反動が向かっていて、お父さん大嫌い!って写真を破っちゃったこともあったり…。ネットに父の悪い噂が書いてあったのを、ネットが出始めだったから全部信じちゃって、余計に嫌い!って。ぜんぜん関係ない人生だってずっと思ってきて」
「でも、初めてのライブの場所がたまたま父も歌ってた場所だったので、それを聞いてステージの上で歌ってる時に、ああ同じ光を見てたのかな、ってなんとなく思ったら少し氷が溶け出して…」
「そこからまだ完全には向かい合えてなかったんですけど、思った以上に父親としてもちゃんと旅行に行ったり、手を繋いだりしてくれてたんだなっていうのが、写真で出てきて知ることができたので、なんかちょっと仲直りというか和解したなって感じがありますね」
「大人になると、そりゃぁ若い頃は遊ぶよねまぁしょうがないよね、みたいな(笑)。許せてくるというか。いい意味で友達になれる気がしますね」
最後に中川さんは今年2019年を振り返ってこう話してくれました。
「実りある、それがちゃんと形になる、そして新しく大人としての夢が見つかっていく、凄く生きててよかったって一番思えた年でした。凄い楽しかったです。凄い幸せなことだと思います」
↓こちらがニューアルバム『RGB ~True Color~』の赤盤と、話題の著書『「死ぬんじゃねーぞ!!」 いじめられている君はゼッタイ悪くない』
来週も引き続き、中川翔子さんをお迎えします!