元プロ卓球選手の四元奈生美さんがウェアにこだわるわけ(2020/02/15 放送)
先週に引き続き、今週も元プロ卓球選手の四元奈生美(よつもと・なおみ)さんをお迎えしました。
現在はスポーツウェアデザイナーとして活躍中の四元さん。中学生の頃から自分でウェアのデザインを考えるようになったそうで、2007年1月の全日本選手権では左肩を出すウェアと髪飾りで大きな注目を集めました。
「“生まれる”っていうテーマで作ったんですけど、新しい自分を生む、とか、卓球が生まれる、とかいろんなことを考えてて。洋服の原点とか洋服が生まれたのっていつだろう?とかっていうのを考えてた時に、なんかこう原始時代に頭がぽんと飛んで…」
「原始時代って行ったことはないけれども、毛皮みたいなのを左肩を出して着てた…そうです!ギャートルズ!漫画ありましたよね。それを思い出して、左肩が出てた毛皮だったから、私も最初にデザインするものは左肩を出さなければいけないんじゃないか?と思って、左肩がぱっくり出た…遠山の金さん、って言ってるお友達もいたんですけど(笑)。ま、そんなことで“生まれる”からそのウェアが誕生しましたね」
現在はスポーツウェアデザイナーとして活躍中の四元さん。中学生の頃から自分でウェアのデザインを考えるようになったそうで、2007年1月の全日本選手権では左肩を出すウェアと髪飾りで大きな注目を集めました。
「“生まれる”っていうテーマで作ったんですけど、新しい自分を生む、とか、卓球が生まれる、とかいろんなことを考えてて。洋服の原点とか洋服が生まれたのっていつだろう?とかっていうのを考えてた時に、なんかこう原始時代に頭がぽんと飛んで…」
「原始時代って行ったことはないけれども、毛皮みたいなのを左肩を出して着てた…そうです!ギャートルズ!漫画ありましたよね。それを思い出して、左肩が出てた毛皮だったから、私も最初にデザインするものは左肩を出さなければいけないんじゃないか?と思って、左肩がぱっくり出た…遠山の金さん、って言ってるお友達もいたんですけど(笑)。ま、そんなことで“生まれる”からそのウェアが誕生しましたね」
奇抜なウェアに髪飾りをつけた姿でプレーする四元さんには批判もあったそうです。
「特に怒られたのが審判だったんですね。マーガレットが頭についてる時は、そのマーガレットでボールが見えないって言われて。で、審判長席っていう席があるんですけど、そこに連れて行かれて。そこでジャッジを受けて、駄目だと言われたら外さなきゃいけないっていう。毎回、試合の度に必ず審判長席まで行って、いいか悪いかのジャッジを受けて試合が始まるっていう形でしたね」
それでも四元さんが個性的な格好でのプレーを続けたのは、“卓球=暗い”というイメージを変えたかったからだとか。
「今は卓球がメジャーなんですけど、当時は全然そうではなかったので、自分で卓球を明るくしたいと思った時に、できる活動がウェアの活動だけだったので…。個人でできる活動だったから、これをやめることはできなかったんですよね」
「家族…姉とかも凄く応援してくれて。大会の前の日ぐらいにいつもユニフォームが出来上がってくるので、それをぜんぶ姉が取りに行ってくれたりして。で、怒られる時も必ず、いつも姉が裏の方に呼び出されて、次はどんなものを頭につけるのか?と、凄く怒られて(笑)」
ちなみに、審判にとっては四元さんのウェアよりも髪飾りの方がネックだったそうです。
「衣装は前もって卓球協会に許可を頂いているので、クリアなんです。全部、肩出しのものもOKが出てたので。ただ、そこから髪飾りの部分が…ルールが決まってない部分なので、そこを姉がいつも怒られてたみたいで…。どのぐらい大きい羽が付くのか?とかってことを言われてたみたいですね」
そして今は、ご自身のブランド“Final Winner”も立ち上げている四元さん。ブランドを始めた理由についてはこう話してくれました。
「私が(奇抜な)ユニフォームを着始めて。で、世界卓球協会のシャララ会長が、凄く今後の卓球界には必要なことだ、って言ってくださって。プロツアーでファッション・ショーとかも2、3度させて頂いたりしたんですけど、やはり卓球メーカーがウェアをどんどん作っていかなければ選手たちは着ることができないので。自分でデザインしたユニフォームをメーカーとして発売してあげなければ子供たちも着ることができないんですよね。なので、なんとか頑張ってやっていこうと思って、今そういうブランドをやっています」
「とにかく思いついたことを形にしないと気がすまないタイプだと思うので、それでなんとかここまで来たんだと思います」
2011年に長男が誕生してお母さんになった四元さんですが、その後、2013年にも全日本選手権に出場しました。
「(母に)なってからすぐですね。だから予選会が厳しかったですね。出産して体もまだあんまり戻ってない状態ですぐに予選会が来ちゃうので。でもなんとか出場できたので良かったです」
そして、その長男の井上大獅(たいし)君も今、卓球をやっているんだとか。
「一昨年ですね。小学校に上がるちょっと前からなんですけど、(卓球を)始めて、今なんとか毎日練習を頑張っているところです」
「最初、よくテレビで見るような親子二人三脚で、2人で練習やって…っていうのを想像してて、そうやろうとしたんですけど、なかなか私と2人では練習やってくれなくて。卓球チームに連れてってそこに通うようになったら、お友達もいるから楽しいって言い出して。で、そこからは毎日やってます。なので、私はどっちかと言うと、スパルタで教えるというよりは、先生たちが教えてる後ろでひたすらボールを拾うっていう」
「今の子供たちってホントに凄くて、小学校終わってすぐ練習場に行って、4時半から9時まで。みんなやるんですよ、練習を。今うちは2年生になってるんですけど、もっとちっちゃい、保育園通ったり幼稚園通ったりする子も、頑張る子は8時とか9時までやったりするので。私の時代とは明らかに今の卓球界って変わってますね」
最後に四元さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。
「挑戦とは、自分を信じてとにかく前を向いてひたすら頑張る、その日その日1日を大事にして頑張り続けることの繰り返しなのかな、っていうふうに思います」
「自分がイメージしたことは絶対にできる、難しいかもしれないけれども、イメージさえついてしまえば後はもう進めばできる」「まずこうしたいっていうふうに頭の中に浮かんだら、後はやるだけですね」「イメージができれば挑戦できます!」
番組では、そんな四元さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「四元奈生美さんの色紙希望」と書いてご応募ください!