常盤貴子さんが初のエッセイ集を語る!(2020/04/11 放送)
先週に引き続き、今週も女優の常盤貴子さんをお迎えしました。
今週、常盤さんがお気に入りの曲として紹介してくれたのが、香港を中心に活躍する歌姫フェイ・ウォンの「夢中人」。これは、先週も話題に出た99年公開の香港映画『もう一度逢いたくて〜星月童話』の時の思い出の曲なんだとか。
「初めて出演した香港映画というか、初めての映画でもあったんですけど…その香港映画の時に広東語だったんですね、香港なので。で、広東語を覚えるのに何がいいかな?と思った時に、やっぱり自分の好きな曲を覚えるっていうのが一番いいかなと思って。で、その頃フェイ・ウォンが凄い流行ってたので覚えて…」
「で、町中の撮影で口ずさんだりとかしてたんですね。そしたら共演者のレスリー・チャンさんが、それフェイ・ウォンでしょ?歌えるの?みたいな感じで。で、一緒に歌ってくださって。ホントに夢のような時間でしたね。レスリーが歌ってる!と思って(笑)」
昨年、エッセイ集『まばたきのおもひで』を発表した常盤さん。これは2014年から連載していたエッセイをまとめたもので、ページの隅に描かれた鳥のイラストがパラパラ漫画のようになっていたりと、常盤さんらしいこだわりが詰まった1冊となっています。
「なんか類友なんだなって思う。ちっちゃいところに気を使ってくださる方々が集まってくださって。で、私がこれをやりたいって言っても、そのことを快くみなさん受け入れてくださって。じゃあ、それ形にしましょう!って言ってくださって…」
常盤さんはエッセイを書き始めた当時のことをこう振り返ってくれました。
「文章を書いたことがなかったので、もう全然できる気がしないし、何から始めればいいのかもわからなかったんだけど。でも、いつかやってみたいなと思うことの一つだったので、どこかで挑戦はしたいと。で、この後どんどんどんどん遅くなっていくよりは今やっておくべきだろうと思って挑戦してみました」
常盤さんのエッセイのイラストを手がけているのは、『まばたきのおもひで』の<はじめに>でも触れられているアーティストの鈴木康広さん。常盤さんは鈴木さんについてこうおっしゃっていました。
「ホントに鈴木さんの言葉は、素敵な言葉がたくさんあって。今の世の中、あんまり芸術家らしい芸術家さんっていらっしゃらない気がするんですね。ま、良くも悪くも、私たちも女優らしい女優がいないって言われるのと同じだと思うんですけど、そんなに突出した性格の人があまりいないというか」
「で、芸術家に関してもそうだと思うんですけど、鈴木さんはよくよく話を聞いていると、やだ!素敵!っていうようなことがたくさんあって。突飛な感じはあんまりしないんですけど、じっくりとじわじわと心の中に広がっていく感動、みたいなものがある方なんですよね」
鈴木康広さんは常盤さんのエッセイを読んでからイラストを描いているそうです。
「それを何度も何度も読んでくださって…。だから、私自身もなんでこれを書いたんだろうな?って思う時が多々あるんですけど、鈴木さんが描いてくださったイラストで、あ!こういう話だったんだ!って思うこともあって。ホントにいろんなひらめきが鈴木さんの絵にはあって面白いんです」
常盤さんはエッセイの連載についてこんなことも話してくれました。
「だいたい月末には出す目標なんですね。30日とか。そうすると、15日ぐらいから緊張が始まるんですよね。やっべぇ、もう15日過ぎた…と思って(笑)。ネタどうする?みたいな」
「たまに(旦那様の長塚圭史さんに)聞くんですけど、なんかやっぱり納得できないというか。で、それ面白い?みたいな感じになるし(笑)。もうお互い様なんですよね。向こうも何か書かなきゃいけない時に…夫も書く仕事(劇作家)なので…最近なにあった?って。こういうこと…って言うと、ま、それは書くほどのことじゃないけど…って言われたりとか。じゃ、聞くなよ!みたいな(笑)」
『まばたきのおもひで』の中には、長塚圭史さんとパリの美術館を訪れた時のエピソードが綴られたエッセイもあります。
「夢縛り、みたいな展示だったんですね。夢の導入から夢の中だったりとか。で、最後、ボッシュ(という画家)の悪夢っていうところで終わったんですけど、そのボッシュの世界観に私はやられてしまって、なんて面白い絵なんだろう!と思って」
「で、ボッシュのことが知りたくなって。外に出た時にミュージアムショップでそのボッシュにまつわるものを買おうと思っていたら、夫に、それ1週間ぐらい前からずっと家のキッチンのテーブルの上にボッシュの本を置いてあったの見てなかったの?って言われて、えーっ!!みたいな(笑)。なんか凄〜い!って(笑)」
「漫画とかアニメとかそういうものだと、妖精さんとかがササササッって出てきて、ハイっ!って渡してくれるその感じが現実に起きていて。だけど、妖精さんいないよね、見えないし…って。やっぱりいないんだろうけど、実はいるのかな?って思えちゃう感じが凄い好きなんですよね」
「なんかそこに興味を持つと妖精さんたちがざわめき出して、あ、そのことに興味を持ち出したよ、じゃこれはどうですか?これはどうですか?って次々に提示してくれるっていう」
最後に常盤さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。
「今思いつくチャレンジは、“思いつき”なのかなって」
「チャレンジしようって思うのも瞬発力じゃないですか。それができるってホントに凄い…ま、経験もそうなのかもしれないですけど。勇気のいることだし。でも、それができた時に、いろんな力が自分に働いてそれができた、ってことになるのかなぁって。そっちのほうが面白いですよね」
番組では、そんな常盤さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「常盤貴子さんの色紙希望」と書いてご応募ください!
今週、常盤さんがお気に入りの曲として紹介してくれたのが、香港を中心に活躍する歌姫フェイ・ウォンの「夢中人」。これは、先週も話題に出た99年公開の香港映画『もう一度逢いたくて〜星月童話』の時の思い出の曲なんだとか。
「初めて出演した香港映画というか、初めての映画でもあったんですけど…その香港映画の時に広東語だったんですね、香港なので。で、広東語を覚えるのに何がいいかな?と思った時に、やっぱり自分の好きな曲を覚えるっていうのが一番いいかなと思って。で、その頃フェイ・ウォンが凄い流行ってたので覚えて…」
「で、町中の撮影で口ずさんだりとかしてたんですね。そしたら共演者のレスリー・チャンさんが、それフェイ・ウォンでしょ?歌えるの?みたいな感じで。で、一緒に歌ってくださって。ホントに夢のような時間でしたね。レスリーが歌ってる!と思って(笑)」
昨年、エッセイ集『まばたきのおもひで』を発表した常盤さん。これは2014年から連載していたエッセイをまとめたもので、ページの隅に描かれた鳥のイラストがパラパラ漫画のようになっていたりと、常盤さんらしいこだわりが詰まった1冊となっています。
「なんか類友なんだなって思う。ちっちゃいところに気を使ってくださる方々が集まってくださって。で、私がこれをやりたいって言っても、そのことを快くみなさん受け入れてくださって。じゃあ、それ形にしましょう!って言ってくださって…」
常盤さんはエッセイを書き始めた当時のことをこう振り返ってくれました。
「文章を書いたことがなかったので、もう全然できる気がしないし、何から始めればいいのかもわからなかったんだけど。でも、いつかやってみたいなと思うことの一つだったので、どこかで挑戦はしたいと。で、この後どんどんどんどん遅くなっていくよりは今やっておくべきだろうと思って挑戦してみました」
常盤さんのエッセイのイラストを手がけているのは、『まばたきのおもひで』の<はじめに>でも触れられているアーティストの鈴木康広さん。常盤さんは鈴木さんについてこうおっしゃっていました。
「ホントに鈴木さんの言葉は、素敵な言葉がたくさんあって。今の世の中、あんまり芸術家らしい芸術家さんっていらっしゃらない気がするんですね。ま、良くも悪くも、私たちも女優らしい女優がいないって言われるのと同じだと思うんですけど、そんなに突出した性格の人があまりいないというか」
「で、芸術家に関してもそうだと思うんですけど、鈴木さんはよくよく話を聞いていると、やだ!素敵!っていうようなことがたくさんあって。突飛な感じはあんまりしないんですけど、じっくりとじわじわと心の中に広がっていく感動、みたいなものがある方なんですよね」
鈴木康広さんは常盤さんのエッセイを読んでからイラストを描いているそうです。
「それを何度も何度も読んでくださって…。だから、私自身もなんでこれを書いたんだろうな?って思う時が多々あるんですけど、鈴木さんが描いてくださったイラストで、あ!こういう話だったんだ!って思うこともあって。ホントにいろんなひらめきが鈴木さんの絵にはあって面白いんです」
常盤さんはエッセイの連載についてこんなことも話してくれました。
「だいたい月末には出す目標なんですね。30日とか。そうすると、15日ぐらいから緊張が始まるんですよね。やっべぇ、もう15日過ぎた…と思って(笑)。ネタどうする?みたいな」
「たまに(旦那様の長塚圭史さんに)聞くんですけど、なんかやっぱり納得できないというか。で、それ面白い?みたいな感じになるし(笑)。もうお互い様なんですよね。向こうも何か書かなきゃいけない時に…夫も書く仕事(劇作家)なので…最近なにあった?って。こういうこと…って言うと、ま、それは書くほどのことじゃないけど…って言われたりとか。じゃ、聞くなよ!みたいな(笑)」
『まばたきのおもひで』の中には、長塚圭史さんとパリの美術館を訪れた時のエピソードが綴られたエッセイもあります。
「夢縛り、みたいな展示だったんですね。夢の導入から夢の中だったりとか。で、最後、ボッシュ(という画家)の悪夢っていうところで終わったんですけど、そのボッシュの世界観に私はやられてしまって、なんて面白い絵なんだろう!と思って」
「で、ボッシュのことが知りたくなって。外に出た時にミュージアムショップでそのボッシュにまつわるものを買おうと思っていたら、夫に、それ1週間ぐらい前からずっと家のキッチンのテーブルの上にボッシュの本を置いてあったの見てなかったの?って言われて、えーっ!!みたいな(笑)。なんか凄〜い!って(笑)」
「漫画とかアニメとかそういうものだと、妖精さんとかがササササッって出てきて、ハイっ!って渡してくれるその感じが現実に起きていて。だけど、妖精さんいないよね、見えないし…って。やっぱりいないんだろうけど、実はいるのかな?って思えちゃう感じが凄い好きなんですよね」
「なんかそこに興味を持つと妖精さんたちがざわめき出して、あ、そのことに興味を持ち出したよ、じゃこれはどうですか?これはどうですか?って次々に提示してくれるっていう」
最後に常盤さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。
「今思いつくチャレンジは、“思いつき”なのかなって」
「チャレンジしようって思うのも瞬発力じゃないですか。それができるってホントに凄い…ま、経験もそうなのかもしれないですけど。勇気のいることだし。でも、それができた時に、いろんな力が自分に働いてそれができた、ってことになるのかなぁって。そっちのほうが面白いですよね」
番組では、そんな常盤さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「常盤貴子さんの色紙希望」と書いてご応募ください!