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暮らしに役立つ情報や気になるトピックを深掘りしていく番組「青木源太・足立梨花 Sunday Collection」。
番組パーソナリティの青木源太と足立梨花が、毎回、専門家をゲストに招きトークを繰り広げ、
印象に残った“推し”をコレクションしていきます。

青木源太・足立梨花 Sunday Collection

暮らしに役立つ情報や気になるトピックを深掘りしていく番組「青木源太・足立梨花 Sunday Collection」。番組パーソナリティの青木源太と足立梨花が、毎回、専門家をゲストに招きトークを繰り広げ、印象に残った“推し”をコレクションしていきます。

2023.10.01

くらしの中のエコろがけ デコ活



一人一人のちょっとした心掛けが、やがて大きな成果に!
今回は、「くらしの中のエコろがけ デコ活」というテーマで深掘りしました。


足立  いつもならここで、「デコ活って何ですか?」と私が質問するところですが、「デコ活」のことなら、私に任せてください!

青木  そうなんですよね。「デコ活」は私よりも足立さんの方が詳しいんです。

足立  「デコ活」というのは、脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動の愛称です。
この愛称は、多くの皆さんに知ってもらおうと、一般公募で集まったネーミングの中から決まったんですけど、私はその選定委員12名のうちの一人として、選定に携わらせていただいたんです。

青木  「デコ」と聞くと、「飾る」という意味の「デコレート」とか「デコレーション」という英単語を思い出しますけど、「デコ活」のデコにはどんな意味があるんですか?

足立  この「デコ」は、二酸化炭素を減らす脱炭素という意味の英単語、「Decarbonization」(ディカーボニゼイション)の最初の「D」「e」と、CO2の「CO」、環境に良いという意味で使われることが多い「エコ」という言葉から成る造語です。
このデコに、「活動」「生活」の「活」を組み合わせて「デコ活」なんです。

青木  つまり「デコ活」には、「二酸化炭素を減らす環境に優しい活動をしよう」という意味が込められているということですね。
足立さんは「デコ活」という愛称、どんなところが良いと思いましたか?

足立  簡潔で分かりやすいし、覚えやすいのと、いろんな世代の方に知ってもらいたいですし、特に若い世代に広めてもらいたいなと思いました。
会話の中で「デコ活してる?」となれば良いなという話があり、ハッシュタグを付けて拡散しやすいように、難しい言葉ではなく、かつ、今、ハッシュタグで調べてもないものにしよう、ということから「デコ活」になったんです。

青木  デコ活の愛称に込められた想いが分かったところで、ここからは、環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 脱炭素ライフスタイル推進室長、改め、デコ活応援隊 隊長の井上雄祐さんとデコ活を深掘りして参ります。
井上隊長、地球温暖化防止対策に関する、新たな国民運動が展開しているんですね。

井上  はい。昨年10月に、「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動 官民連携協議会」が発足し、現在808もの企業、団体等の方々にご参画いただき、衣食住・移動・買い物など、生活全般のあらゆる局面における国民の皆さんの行動変容、ライフスタイル転換を促すプロジェクト等を、官民連携で進めています。

足立  地球温暖化防止対策に関する国民運動は、これまでにも「チーム・マイナス6パーセント」や「COOLBIZ」などありましたが、ここにきて、また、新たな国民運動を推進していくのには、どういった背景があるのか気になります。

青木  そうですよね。では、ここで改めて「2050年カーボンニュートラル」をおさらいしておきましょう。今年の夏は本当に暑かったですよね。
国連のグテーレス事務総長が、「地球温暖化の時代は終わり地球が沸騰する時代に突入した」と発言するほど、近年の世界の平均気温は高くなっています。
これにより、世界では暴風雨や洪水、干ばつなどの異常気象が発生し、亡くなってしまった方もいますし、小麦などの農作物が高騰するなど、私たちの生活が大きなダメージを受けています。

足立  確かに、異常に暑かったり、ものの値段が上がって「暮らしにくくなっているな」というのは実感しますね、井上隊長。

井上  はい。こうした地球規模の課題である気候変動問題の解決に向けて、2015年にパリ協定が採択されたことを契機に、現在、120か国以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げています。

青木  カーボンニュートラルというのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量から、植林や森林管理などによる吸収量を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることです。

井上  パリ協定を受けて日本政府も2020年10月に、2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言したんですが、日本はさらに、2030年度までに温室効果ガスを2013年度から46パーセント削減するという野心的な国際公約を掲げて、気候変動問題に対して国家を挙げて対応する強い決意を表明しています。

足立  より積極的に取り組んでいくということですよね。

青木  そして、その目標を達成するには、「暮らし、ライフスタイル」の分野でも大幅な脱炭素、CO2の削減が求められていて、特に家庭部門に期待が懸けられているんです。
ところが、こんなアンケート結果があります。国民・消費者の9割が、「脱炭素」という用語を知っている一方で、「脱炭素社会に向けた行動をしているか」という問いに対して、行動している人は3割ほどしかいなかったんです。

足立  3割しかいないということは、残りのおよそ7割は、意識した行動をしていないということですね。

青木  残念ながらそういうことになりますね。
「脱炭素社会の実現に向けて取り組むことについて、正直どのように思いますか?」という質問に対しても「正直、よく分からないので、やるべきことを決めてくれたら従う」「正直、意識・貢献できる具体的な瞬間がない」という回答が、10代20代に目立っていたそうですね。

井上  はい。こうした背景もあり、もっと、具体的な行動に結び付き、さらに、これまでの「環境に配慮すること」イコール「我慢」ではなく、脱炭素の取組が将来の豊かな暮らしに結び付くような行動変容、ライフスタイルの転換につながるムーブメントを起こすような仕掛け作りが必要だということになり、新しい国民運動「デコ活」がスタートしたんです。

足立  井上隊長、脱炭素につながる新しい国民運動「デコ活」には、どんな特徴があるんですか?

井上  はい。「デコ活」では、「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしの実現」を、呼び掛けるだけに留まらず、目指すべき社会の一つの例として「10年後の生活の絵姿」をお示しするとともに、具体的なアクション・選択肢を提示して進めていきます。また、自治体・企業・団体・消費者との連携による、足並み・タイミングを揃えた取組・キャンペーンを展開し、脱炭素につながる豊かな暮らしを支える製品・サービスへの大規模な需要創出も目指しています。

青木  先ほどご紹介したアンケート結果に、「正直、よく分からないので、やるべきことを決めてくれたら従う」「正直、意識したり、貢献できる具体的な瞬間がない」という10代20代の声がありましたよね。ですから、デコ活では、呼び掛けだけでなく、より具体的なアクションや選択肢を提示して、国や自治体、企業、団体などが共に、私たちの新しい暮らしを後押しするようなプロジェクトを、どんどん展開していくということなんですよね。

井上  はい。その第1歩として、皆さんが日常の中でできる取組、デコ活アクションを、あいうえお作文で提示しました。

足立  あいうえお作文というのは、デコ活のデは○○、デコ活のコは○○っていう、あれです。
まずは「ここから始めよう」ということなので、リスナーの皆さんも、今日、この番組をきっかけにデコ活アクションを覚えて実行してみてほしいです。

青木  では、笑点風に紹介しましょう。
足立さん、いきますよ!
デコ活の「デ」!

足立  電気も省エネ 断熱住宅

青木  デコ活の「コ」!

足立  こだわる楽しさ エコグッズ

青木  デコ活の「カ」!

足立  感謝の心 食べ残しゼロ

青木  デコ活の「ツ」!

足立  つながるオフィス テレワーク

青木  デコ活の「デ」は、電気も省エネと、断熱住宅。分かりやすいですね。

足立  こうやって聞いてみると、皆すぐにできる!というアクションが多いですよね。

青木  あと、家でも職場でも、やれることが沢山あるなと思うものもありますよね。
ここに挙がっている省エネを心掛けたり、エコグッズを選択したり、食べ残しゼロに気を配ったり、テレワークを取り入れたりといったアクションはどんな方でも比較的、始めやすいものですよね。

足立  そうなんです。ただ、こうした呼び掛けはこれまでもしてきたと思うんです。
でも、行動につながらないのはどうしてなんだろう?と思うんです。

青木  それは、色々な要因があると思いますけど、「自分一人でやっても変わらない」と思っている人がいることも事実なんですよね、井上隊長。

井上  はい。先ほどのアンケート、「脱炭素社会の実現に向けて取り組むことについて、正直どのように思うか」という質問に「正直、自分一人でやっても変わらない」と回答した人が6割近くいます。

足立  気持ちはすごく分かります。
分かるんですがショックですね。

青木  「一人でやっても変わらない」と思っても、「バタフライエフェクト」「バタフライ効果」という言葉があって、これは本来の意味とは別に「蝶の羽ばたきが巡り巡って竜巻を起こす」、つまり「一人一人のささやかな営みが、やがて大きな出来事を引き起こす」という意味で使われることがある言葉で、脱炭素に向けた取組はまさにこれなんですよね、井上隊長!

井上  はい。このバタフライエフェクトの蝶の羽ばたきをデコ活のロゴマークでも表しておりまして、一人一人のアクションは小さなものでも、世界中の人が行えば大きな成果・うねりとなることを表しています。

青木  逆に今、この小さなアクションを起こさなければ、地球温暖化はますます進み、私たちの暮らしは、今よりもっと暮らしにくい方向に進んでしまう可能性がありますよね。

井上  そのため、デコ活では、今から10年後、生活がより豊かに、より自分らしく快適に、より健康的になると同時に、2030年の温室効果ガス削減目標も達成する、そんな新しい暮らしを提案しているんです。

青木  今、その新しい暮らしの全体像が描かれたイラストを見ているんですが、テレワークやごみの削減・分別、LED照明、サステナブルファッションなどなど、こうしたアクションを全て行うと、お金も、時間にも余裕ができることが一目で分かります。ちなみに、足立さんは、どんなデコ活をしていますか?

足立  いろいろやっていて、LED照明は、経済的にもありがたいので使っていますし、シャワーヘッドを節水効果のあるものに交換しました。

青木  なるほど!
私は、生活エリアで買い物をするお店で、最近、量り売りが増えているなと感じました。

足立  量り売りは、お菓子もあるので、小さいお子さんでもできますね。

青木  そうですよね。好きなものを、必要な分だけというのが大事ですよね。

足立  だから、大きなことはやっていなくても、小さなことでも、実は今後につながっていることを分かってほしいですね。

青木  以前は、「エコな生活」イコール「ちょっと窮屈な生活」という印象があったかもしれないですが、今は住宅や家電、車などが省エネ性能の高いものに進化していたり、デジタル技術の目覚ましい発展で、無理なくエコな生活が送れるようになっているんですよね。

足立  逆に、昔ながらの生活の方が、大変だったりしますよね。
テレワークをするようになって、まさにそんなことを感じている方が多いと思います。
どうですか? 皆さんデコ活、やってみたくなりませんか?

井上  デコ活は脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動です。
一人のデコ活がやがて大きな成果につながります。是非、皆さんもデコ活にご協力をお願いします。

足立  自分一人でやっても変わらないんじゃないか?と思っている方が沢山いると思うんですが、一人一人のアクションは小さなものだったとしても、世界中の人が行えば、大きな成果、うねりとなる「バタフライエフェクト」、蝶の羽ばたきのようにデコ活を盛り上げていってほしいなと思いました。

青木  是非、先頭に立って盛り上げていただきたいと思います。
私が印象に残ったのは「デコ活」というネーミングがとっても覚えやすくていいなと思ったのですが、そこに込められている意味、二酸化炭素を減らす脱炭素という意味の英単語、「Decarbonization」(ディカーボニゼイション)の最初の「D」「e」と、CO2の「CO」、環境に良いという意味で使われることが多い「エコ」という言葉から成る造語。
この言葉の意味を意識すると、普段の生活の中でどんなことをすれば良いのかが分かってくると思うので、頭に叩き込みたいなと思いました。


【 関連リンク 】
・デコ活 / 環境省
 https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/