木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

Flowからのお知らせ

  • ★みなさんに嬉しいお知らせで〜す!

    ★拓哉キャプテンの3枚目となるオリジナルアルバム「SEE YOU THERE」が
     2024年8月14日にリリース!
     MVも公開されています!
     詳細は「オフィシャルサイト」をチェック!

    Spotifyでは現在、拓哉キャプテンの1st アルバム、「Go with the Flow」、
    2nd アルバム、「Next Destination」が絶賛配信中です!
    Spotify 限定配信となりますのでたくさん聴いてくださいね!

    さらに!Spotifyでは「木村拓哉 Flow 〜リスナーの「人生の一曲」プレイリスト」も公開中!
    番組宛に届きましたリスナーさんにとっての「人生の一曲」をまとめたプレイリストもたくさん聴いてくださ〜〜い!

    ★只今、Flowでは 「あなたにとっての“人生の一曲”」 を募集中です!
    エピソードと共にあなたの人生の一曲を教えてくださ〜い!
    みなさんからの メールをお待ちしています!

    さて今回のFlowは……

    拓哉キャプテンと“親交”のある方から“はじめまして”な方まで、
    様々なステキなゲストをお迎えしてお送りする「Flow」!

    5月のマンスリーゲストはお笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次さん!
    拓哉キャプテン“興奮”のトークセッションをお楽しみください!!

    そして!!
    番組公式「X」「@flowsaaaan」のチェックもお願いします!
    ハッシュタグ「 #フロウさん 」を使って、
    番組の感想や木村さんにやってほしい事などをポストしてみんなで繋がりましょう!

ON AIR REPORT

2025年05月18日

Flow 第三百五十五回目「拓哉キャプテン × ロバート 秋山竜次」Part2

今月のマンスリーゲストは、お笑いトリオ、ロバートの秋山竜次さん!
今週は、さらにディープに語り合います!


木村:何で、芸人さんと言うか、人に笑ってもらうっていう立場に行こうと思ったんですか?

秋山:職業にしようとは思ってなかったんですけど、クラス会とか、例えば中学生とか高校生の時にあった、在校生で「3年生を送る会」とか、僕はどうしてもそういう時にやりたくなっちゃうんですよね。何かをやるタイプだったんですよ。キャンプのキャンプファイヤーで出し物をやんなくちゃいけないって時に、やったりするタイプだったんですよね。

木村:ちなみに、キャンプファイヤーの時は何やったの?

秋山:これはもう基本全然酷いですけど、英語の先生がいて、その英語の先生のモノマネをしてましたね。それをキャンプファイヤーでやりたくて、その1個のためにコスチューム作ってやりました。

木村:嘘でしょ?

秋山:やりました。めっちゃウケましたね(笑)。

木村:その内容を…見てくれる人と合わせる人の一番良い中間地点を、多分毎回見つけるんだろうね。

秋山:そうですかね。確かに王道過ぎるのとかはあんまりで。
小学校の時もそうでした。文集で「面白い人ランキング」みたいなのがあったんですよ。それの1位が「ともたにくん」っていうめっちゃ面白い子で、もう分かりやすい、要はテレビで流行ったジョークを入れたりする子が人気あったんですよ。
で、僕は2位だったんです。その時に自分で気づいて、「2位だけど、まあ、これはこれで僕のやり方だから。」みたいな(笑)。

木村:(笑)。

秋山:「既存のものをやらない」っていうだけで。

木村:「俺はクリエイトしてる。」っていう。

秋山:「クリエイトしてる」(笑)。っていうのを、その文集を作った小6の時に、自分で納得しました。「うん、うん。2位でもいいんだ、俺は。」って思いました。

木村:すげーな。小6の時からその自己分析してるって、あんまないと思う。

秋山:自然と悔しくなかったんですよね。

木村:確実にクリエイターですよね。小6の時点で。すげえ。
で、馬場ちゃんとは…?

秋山:同級生で、もうとにかく仲が良くて。小学校も中学校も高校も全部同じです。

木村:じゃあ、選んだ高校も一緒だったんだ?

秋山:一緒です。でも、仲良かったんですけど、馬場はどっちかって言うとお笑いをする方じゃなくて、僕がふざけてるのをいっつも横でケタケタ見てるヤツだったんですよね。

木村:でもロバートの時もそうですよね(笑)。

秋山:そうなんです。だからもうそのまんまなんですよ。
僕が上京して吉本の養成所に入る時に皆に何となく聞いたら、相方を探しに来る人もいるし、連れてくる人もいるっていうことなんで、俺1人だし、東京だし、友達もいないし、「誰か地元で仲いいヤツいないかな?」となったら、馬場が唯一、大学にも何も行ってなかったんで、「行く!」って言って。単純に僕と一緒に行ってワーワーやりたいだけなんで、付いてきちゃって(笑)、そっから養成所に入ったんですよ。
養成所の時に、全員1人1人がちょっと面白い自己紹介しなくちゃいけなかったりするのがあったんですよ。1分間スピーチみたいな。だから馬場がギャグやるヤツじゃないので、あいつがつまらないと思われたらこっちもマイナスだと思ったんで、それも自分が書いて、前日馬場に「こういうふうに言えよ。」とか言って(渡して)、全部やってました(笑)。

木村:それはウケてた?

秋山:ウケてました。

木村:じゃあ、逆にすごいね。馬場ちゃん。

秋山:皆言います。「いや、馬場が芸人やってるのも未だに分かんないんだけど。」って友達に言われますもん(笑)。「だって、あんまりジョークやんなかったじゃん。お前に付いてっただけじゃん。」みたいな。

木村:むしろ見てた。

秋山:見てた側ですから。でも、やっぱり僕のことを見てくれてくれてた分、その辺のアンテナが良くて、「これどうだと思う?」とか言ったら「あ、それいいね。」とか、その辺のジャッジが誰よりも優れてるんですよね。やっぱ子供の時の感覚でずっと見てるんで。

木村:やっぱ特別な感度が備わるんじゃないですか。
で、山本くんとは、いつなの? どのタイミングだったんですか?

秋山:養成所の中で会いました。年も同じで。あいつがね、もう色んな人と組みまくってたんです。1年の間は、「誰が一番相方として適してるか」を探す期間でもあるんですよね。卒業したらもういきなり劇場のオーディションがあって、そこから出されるんで。
(山本は)元々コンビで入ってきたのに多分そのコンビはすぐに別れて、そこからもうほとんどのヤツが山本と組んでるんですよ。とにかく「軽い男」みたいな、手を出しまくってるんですよ。

木村:ヤバイじゃん。

秋山:「またあいつ、違うヤツと組んでるよ。」って。「たった1回だけ、1回だけね。」とか言いながら(笑)。毎週ネタ見せがあるんですけど、その時に「また違うヤツと来てるよ。」、「あいつ軽すぎねーか?」みたいな。

木村:なのに、なんでロバートに流れ着いたの?

木村:元々僕と、馬場と、インパルスっていうコンビの板倉と一緒に、3人で組んでたんですよね。その板倉がツッコミやってくれてたんですけど、卒業する間際に「やっぱりちょっと俺もボケたいな。」っていうことで、堤下と一緒にインパルスを組んだんです。
けど、そうすると、1年間秋山をツッコんでくれてた人がいきなりいなくなったんで、「どうしよう、これ。」ってなった時に、もう1年の終わりなのでほとんど決まってた中で、数人まだ固まってないヤツがいて(笑)。その中にあいつ(山本)がいて(笑)。
あいつ、すぐ来たんですよ。「え、俺やろうか?」って来たから、「やべー、来たよ。またこいつ軽いな。こういうふうにすぐ来るんだ。」と思って。でも、1年間の間にそいつが面白く感じちゃって、年も同じだし、感覚も、喋りも、趣味も合うし、「1回ちょっとやってみる?」って言って一夜だけやったんです。

木村:一夜だけ。ワンナイト。

秋山:1ネタ。ワンナイトで。それがすげーウケちゃって。「じゃあもうちょっと行くか。」って続けてる感じで、どんどん固まっていったんです。

木村:きっと山本くんの中でも、味わったことのない手応えだったんじゃない?

秋山:そうですかね? 3人組も初めてだったでしょうし。

木村:だから「こんなワンナイト、俺は今まで経験なかったよ。」っていう。

秋山:「もう1回いいかな? もう1回ネタ見せしようよ。」って。僕もやっぱ山本の味…あいつにしか気持ち良くさせてもらえない部分があるんですよ。山本のツッコミが欲しい時がありますもん。「なんでやねん!」とか「なにやってんだよ!」とかじゃなくて、基本的に「何だ〜?」とか、「おかしい〜。」とか、何かそれだけで行くんですよ(笑)。(そのツッコミが)何だか欲しいなっていう時ありますよ。やっぱり体が覚えちゃってるから(笑)。

木村:そうだね(笑)。ネタは誰が作ってるんですか?

秋山:ネタは僕ですね。

木村:全部?

秋山:全部です。でも僕らのネタは「ネタ」っていうネタじゃないんですけどね。ちゃんと台本も作るタイプじゃないので、何となくやりたいようなことを書いて、山本の前に持っていって、本当に巻き込まれたみたいないい表情をしたら、「あ、これアリだな。」みたいな。そういうサークルみたいなのばっかなんですよね。

木村:でも、その巻き込んでく立ち位置には、確実に竜次が竜巻の中心になっているんでしょ?

秋山:はい。

木村:で、2人が「勘弁してくれよ!」って。

秋山:そうですね。「こう動いてくれ」っていう、構造とかストーリーが上手いこと重なったコントじゃなくて、基本的にコーナーみたいなコントばっかなんですよね。
例えば、「邪念0(ゼロ)研究所」とかいう(ネタがあって)、もう本(台本)とかないんですよね(笑)。

木村:マジか! その場で出てくるワードだったりとか。

秋山:そうですね。1回それでやってみて。僕らのネタでは半分ぐらいですかね。

木村:え、それすげーじゃん。毎回「竜次」っていう世界観の中での、映画監督だったり舞台の演出家の方がよく開かれる、ワークショップと一緒だよね。

秋山:そうですね。適当にですけど、ワークショップでいけちゃってるんですかね。

木村:だって、設定は「邪念0研究所」っていうタイトルで、もうワードが出てるから。

秋山:(そのワードで)1時間ぐらい全然授業できます。

木村:でしょ? もう完全にワークショップですよ。

秋山:だから僕、知らない会社でも、最初に会社の名前と「どういう会社ですか?」だけ1ヶ所聞くと、あとはもうそれっぽいことで1時間ぐらい講演できますもん(笑)。その場で出てくる言葉だけで話すんです。

木村:皆さん、これはワークショップですよ。今、僕が辿り着いた答えは、僕らは「秋山竜次」っていうワークショップを提供してもらって、それを楽しんでるんだね。

秋山:そうですかね。

木村:このパーソナルは、やっぱり会ってみて正解だったな。

秋山:いやいや、本当にマジで嬉しいです。

木村:いやもう話がさ…。普通は、トークのマスを1マス1マス(進めて)、飛ばしても3マスぐらいなんだけど、秋山竜次は場合によっては20ぐらい飛ばすから。だって「はねるのトびら」のお話とか、「キングオブコント」だっけ? 優勝したエピソードとか、普通絶対に挟むはずなんだもん。

秋山:そうか(笑)。確かにそうですね、すいません(笑)。いやもう、「今伝えたい!」っていうのが勝っちゃって。普通は振り返りますもんね。

木村:普通は振り返った際に、「やっぱそこは通るよね。」っていう。「必ずこの駅には停まるよね。」っていう駅でも停まらないもん。
実際今2人のパパでもある秋山竜次なんですけど。オリジナルの童謡を作って、娘さんに聴かせてるっていうのは…。

秋山:そうです、聴かせてたんですけど…。ただの「どんぐりころころ」とか、「普通の歌はもういいや。何か違うやつで育てたいな。」と思って。

木村:「みんなのうた」に既存してあるものではないやつを。

秋山:既存してないやつをひたすら押し付け続けて。例えばですけど、「やまいも」とか、ずっと寝かしつけの時にやってたんですよ。

木村:(笑)。それじゃあ寝ないよね? それを聴かされたら、むしろバッキバキになってくるよね。

秋山:寝ないんです。それをひたすら歌い続けてきて。実はあるように育ててるんですけど、高校生ぐらいまでそれで行って、(娘さんに)壮大なドッキリを仕掛けようと思って。いつか、友達とかの中で「こういう歌あったよね?」って話したら「え、そんな曲ないよ。」って言われて、「えっ?」てなって、「うちだけ!?」っていうのをやりたくて。

木村:あ、やりたいんだ。

秋山:やりたくて、丁寧にやってたんです。今は小6なんですけど、もう小学校低学年の段階で「(そんな歌は)ないでしょ?」って言われました。あんまりボケ過ぎてないから、行けると思ったんですけどね。

木村:いや、作って欲しいですよ。僕らが小学校の時に配布された、「今日は〇ページの『グリーングリーン』を歌いましょう。」って言って歌ってた、「みんなのうた」っていうのがありましたけど、秋山竜次には、今配布されてない、既存のものではない「みんなのうた」(を作って欲しい)。

秋山:それは子供に向けていいってことですか?

木村:いや、それは大人に向けて。

秋山:大人に向けての。

木村:「秋山竜次クリエイトのみんなのうた」を楽しみにしたいな。

秋山:最近僕、「関係者」って歌を作ったりとかしました。若手の頃、関係者のパスがかっこ良くて。ジーパンに貼ったりとか、パソコンとかで「関係者の何かを使って」とか(憧れていた)。今自分も関係者の方になったかも知れないですけど、関係者のあのパスって意外と憧れる人いるんじゃないかなと思って、そういう歌にして。最終的には「心配しなくても、みんな地球の関係者なんだよ」っていう歌を作りました(笑)。それを「みんなのうた」の大人バージョンで。

木村:そうだね。行けるよね。

[OA曲]
M.関係者〜ぼくにもなれるかな?〜/秋山竜次

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