テクノロジー 一覧へ戻る

人間にしか作れない未来

未来授業 砂原秀樹 第4回  Vol. 1644
Podcast
0:00/0:00

「未来授業」。今週の講師は慶應義塾大学大学院の砂原秀樹教授。サイバーセキュリティ研究センターの所長で、日本におけるインターネットの基盤を作った一人です。
あっと言う間に地球を覆う網となり、まるで一つの生物のように成長したthe Internetは情報に新たな価値を与え、社会の仕組みまで変えました。加えてコンピューターの発達はAIを生み、「このまま人工知能が進化すれば自動化される可能性が70%を超える仕事は47%」となり、かつてない数の失業者が溢れるという予測まで発表されています。人間の仕事は今後、コンピューターに奪われてしまうのでしょうか・・・。しかし、人間にはコンピューターにはないものがあると砂原教授は断言します。

未来授業4時間目、テーマは 『人間にしか作れない未来』。

砂原秀樹
1983年慶應義塾大学工学部卒業。1985年同工学研究科修士課程修了。1988年同理工学研究科後期博士課程所定単位取得退学。工学博士。2001年奈良先端科学技術大学院大学情報科学センター教授。2005年情報科学研究科教授。2008年より現職。1984年から日本におけるインターネットの構築とその研究に従事。2005年よりインターネットを通じて環境情報を共有するLive E! Projectを開始。インターネット上に分散した人間の行動、ネットワークセンサ、自動車、物が生成する情報から知識を構成することに興味を持つ。またインターネットを基盤とした安心・安全な社会を構築するためのセキュリティ、プライバシーの研究にも従事。プライバシー情報を統括管理する仕組みとしての「情報銀行」プロジェクトを推進。