2018年9月23日(日)

「Alone Again (Naturally)」

Gilbert O'Sullivan

1972年にリリースして、世界各国で大ヒットしたナンバー。間違いなく彼の代表曲です。
軽やかだけど、なんとなく物憂げ。そんなサウンドにのせて歌われているのは“戸惑い”と“大いなる問いかけ”です。
歌詞を最後まで紐解いていくと、父も母も亡くした1人ぼっちの男性が結婚式当日、花嫁にすっぽかされ、また1人ぼっちになってしまい戸惑っていることがわかります。
歌詞の冒頭は自暴自棄になっているようですが、曲調がかわるパートで歌われているのは、この世の中に無数に存在する傷ついた心を、ボクらはどうして癒してあげたらいいのだろう？　そして自分自身がその立場になった時にどうしたらいいんだろう？　という問いかけです。
絶望の淵に立つ人にどう寄り添えばいいのか。自分はどう生きればいいのか。ことあるごとに心を見つめて、答えを探し続けてほしい…
この曲には、そんな思いが込められているのかもしれません。