2020年3月8日(日)

「Speechless」

Naomi Scott

この曲は27年前に公開されたディズニー・アニメーション映画の『アラジン』にはなく今回新たに書き下ろされたもので、作曲はアラン・メンケン。作詞はパセック＆ポール、という夢のようなタッグが実現したナンバーです。
アラン・メンケンは『美女と野獣』や前回の『アラジン』なども手がけ、ディズニー映画音楽の巨匠として知られていますし、パセック＆ポールのチームは、『ラ・ラ・ランド』や『グレイテスト・ショーマン』の音楽で一躍脚光を浴びた時代の寵児。当然、主人公のジャスミンが歌うシーンと共に話題になりました。
歌詞に綴られているのは、「理不尽な圧力に屈することなく立ち上がる！」その強い決意です！
映画では、女性であるというだけで国王になれない王女・ジャスミンがジェンダー、男女差別や民衆への思いを胸に歌っています。
“もうそんな時代は終わったの”
“見くびらないで　私は黙ってなんていないんだから”
こうした歌詞は、こびりついて離れない固定概念や、様々な理不尽に屈することなく、「おかしい」と思ったら声をあげよう！
Speechless＝沈黙していてはなにも変えられない！
そんな思いを訴えているかのように思えます。
前作から27年たって新たに加えられたメッセージ。その意味をしっかりと受け止めたいですね。