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LOVE LETTERS 歌詞にこめられた世界を旅します。

2020年8月2日(日)
Fountains of Wayne
Someone To Love / Fountains of Wayne

2020年8月2日(日)

「Someone To Love」
Fountains of Wayne
FUJI ROCK FESTIVALやSUMMER SONICにも出演し、日本でも人気のロックバンドですが今年4月に、メイン・ソング・ライターでベースのアダムが、新型コロナウイルスに感染して亡くなってしまいました。
彼は、トム・ハンクス監督・脚本の映画『すべてをあなたに』の音楽を手がけるなどソロの音楽家としても活躍していて、今回のことでトリビュートアルバムもリリースされています。
収益はすべて新型コロナウイルス救済基金に寄付されるそうです。
享年52歳。その才能が惜しまれます。本当に残念です。
この曲の作詞作曲もアダムによるもので、人生は順調なのに愛が不足して孤独を感じている、そんな男女の、それぞれのいつもの夜を描いて「寂しいのは一人だけじゃない」「こんな夜に愛すべき人に出会えるかもしれない」と励ましています。
「ただレイトショーを見るだけの夜」とか「でかけなくちゃいけないのに テレビでコメディを観てしまって でかけられずにいる様子」など、綴られているいつもの夜のシチュエーションがとてもリアルだからこそ、思い当たる人が多いんじゃないかと思います。
だからこそ「寂しいのは一人だけじゃない」という歌詞が、より説得力を持つような気がします。
実は、この曲の最後には、まだ出会っていない この二人の男女がニアミスする様子も綴られています。
どんなに退屈な日常を送っていても、周りを見回せば、幸せへのきっかけは転がっている…。
そんな最後のメッセージが希望をくれる、温かいラブソングです。