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LOVE LETTERS 歌詞にこめられた世界を旅します。

2020年9月13日(日)
映画『Mamma Mia!』より
Our Last Summer / 映画『Mamma Mia!』より

2020年9月13日(日)

「Our Last Summer」
映画『Mamma Mia!』より
お送りしているのは、2008年公開のミュージカル映画『Mamma Mia!』のサウンドトラックより豪華キャストが歌う『Our Last Summer』。
映画の舞台は、ギリシャのエーゲ海に浮かぶ島という設定でマリンブルーの海がとても印象的でした。
この曲のオリジナルはABBA、1980年のナンバーで、歌詞は、昔、恋人同士だった二人が思い出話をする設定で綴られていますが、映画の中で歌っているのは親子ほど歳が離れた男女です。
主人公の母親の昔の恋人で、主人公の父親かもしれない男性が、「お母さんと付き合っていた夏の思い出」を語るという設定です。
男性が、「あの頃はヒッピー文化が全盛の時代で」と自由に生きる空気感の中で恋に落ちたことを懐かしく思い出していると、女性は、“でも、今 あなたは銀行マンで、家族思いのサッカーファン しかも名前はありふれたハリー”と、今は落ち着いて平凡な人生を送っている男性をちゃかした後、「それでも、あなたは私が夢に思い描いていたヒーローなの」と打ち明けているんです。
昔の恋人同士なら再び恋が燃え上がりそうな会話ですが、親子かもしれない関係なら、この歌詞は、時間が経ってお母さんが愛した男性は変わってしまったかもしれないけれど、自分にとって父親の存在は今も憧れなのだという、健気な気持ちを歌っていることが伝わってきます。
設定が違うと同じ歌詞でもニュアンスが違ってくるんですね。
いずれにしても、この曲は、過去の夏はもちろん、今年の夏も二人にとっては忘れることのできない夏だと仄めかしている、とってもロマンチックなナンバーです。
今のあなたに、この曲はどんな風に届いていますか?
あなたは、この夏、どんな思い出を作りましたか?