第80回 4月27日「緑茶」後編
2025.04.27

もうすぐ、茶摘みの最盛期を迎えますが
お茶には1年に複数回の収穫時期があります。
新緑の季節にとる、その年最初の新芽で作られるのが、
一番茶、あるいは新茶と呼ばれるもの。
新芽の期間は短く、芽吹いた茶葉は柔らかいので
生産者の方たちは、美味しいうちに傷つけないように摘み切るため
日の出とともに丁寧な茶摘み作業を行ないます。
手摘みの場合は、先端の芽と小さな2枚の葉の一芯二葉だけ採るのが代表的な方法。
摘みたての生葉から作る一番茶は、他のお茶に比べて香り・甘み・旨味が豊かです。
シーズン始めに手摘みで収穫される「大走り」は、特に希少価値が高く、
縁起物とされています。
そのあと6月中旬から7月上旬にかけて、伸びてきた芽を収穫して作るのが二番茶。
この頃になると気温が高くなり、新芽の生育速度が上がっています。
本格的な夏を迎えた7月下旬から8月上旬に摘むのが三番茶。
強い紫外線を浴びて育つためカテキンを多く含み、苦みや渋みが強い葉が採れます。
産地によっては9月から四番茶を採る茶畑もあります。
ウーロン茶や紅茶と違って、茶葉を発酵させない緑茶は、ごく簡潔に言うと、
蒸して・揉んで・乾かすという工程で作られますが煎茶・玉露・抹茶・番茶など
種類によって細かな製造法が違うため、味と風味は異なります。
今シーズンは茶葉の種類や産地を意識して飲んでみてはいかがでしょう?
お茶時間が、より楽しく、豊かになることでしょう。
お茶には1年に複数回の収穫時期があります。
新緑の季節にとる、その年最初の新芽で作られるのが、
一番茶、あるいは新茶と呼ばれるもの。
新芽の期間は短く、芽吹いた茶葉は柔らかいので
生産者の方たちは、美味しいうちに傷つけないように摘み切るため
日の出とともに丁寧な茶摘み作業を行ないます。
手摘みの場合は、先端の芽と小さな2枚の葉の一芯二葉だけ採るのが代表的な方法。
摘みたての生葉から作る一番茶は、他のお茶に比べて香り・甘み・旨味が豊かです。
シーズン始めに手摘みで収穫される「大走り」は、特に希少価値が高く、
縁起物とされています。
そのあと6月中旬から7月上旬にかけて、伸びてきた芽を収穫して作るのが二番茶。
この頃になると気温が高くなり、新芽の生育速度が上がっています。
本格的な夏を迎えた7月下旬から8月上旬に摘むのが三番茶。
強い紫外線を浴びて育つためカテキンを多く含み、苦みや渋みが強い葉が採れます。
産地によっては9月から四番茶を採る茶畑もあります。
ウーロン茶や紅茶と違って、茶葉を発酵させない緑茶は、ごく簡潔に言うと、
蒸して・揉んで・乾かすという工程で作られますが煎茶・玉露・抹茶・番茶など
種類によって細かな製造法が違うため、味と風味は異なります。
今シーズンは茶葉の種類や産地を意識して飲んでみてはいかがでしょう?
お茶時間が、より楽しく、豊かになることでしょう。